日々の神の御言葉: 神を知る | 抜粋 154

サタンは知識を餌として用います。注意して聴くように。知識は餌の一種に過ぎません。人間は「学習に励み、日々向上」し、知識を武器のように身に付け、知識を科学の扉を開くのに用いるよう誘惑されます。つまり、身に付ける知識が多ければ多いほど、より多くの物事を理解するようになるのです。サタンは、人間にこのようなことを言います。また、サタンは人間に、知識を身に付けるとともに、高尚な理想を育み、大志と理想を持つよう命じます。人間に知られることなく、サタンはこのようなメッセージを数多く送り、無意識のうちにそれが正しい、あるいは有益であると人間に感じさせます。人間は、知らぬ間にそうした道を歩み、知らぬ間に自分自身の理想と大志に導かれて進んでゆきます。人間は、サタンに与えられた知識、偉人や有名人の考えから徐々に気付かぬうちに学びます。また人間は、英雄とみなされる人々の行動から学び続けます。あなたがたは、こうした英雄の行動によりサタンが人間に唱道する事柄やサタンが人間に吹き込もうとしている事柄の一部を知っているかもしれません。サタンが人間に吹き込む事柄は何でしょうか。人間は愛国心に溢れ、自国に忠誠であり、勇敢でなければならない。歴史や英雄の伝記から人間は何を学びますか。それは、人に対して忠義心を持つこと、あるいは友達のために尽くすことです。こうしたサタンの知識の中で、人間は無意識のうちに多くの良からぬ物事を学びます。サタンが人間のために用意した種は、知らぬ間に未熟な人間の心に植え付けられ、その種は、人間に偉大な人物になる必要がある、有名になる必要がある、英雄になる必要がある、愛国心を持つ必要がある、家族を愛する人間になる必要がある、友人のためならば何でもする、忠義感を持つ人間になる必要があると感じさせます。サタンに魅惑された人間は、サタンが人間に用意した道を知らず知らず進んでゆきます。その道を歩んでゆくうちに、人間はサタンによる生活の規則を受け入れることを強要されます。人間は、自分で全く気付かぬうちに独自の生活規則を作り出しますが、それはサタンが人間に強制的に吹き込んだ生活規則に過ぎません。この学習過程において、サタンは、物語や伝記など、サタンの餌を人間に少しずつ食べさせることのできる全ての手段を用いて、サタンの物事を人間に吹き込むと同時に、人間に独自の目標を目指し、独自の人生の目標や生活規則、人生の進路を決めさせます。こうして学習過程のなかで、ある者は文学を好み、ある者は経済を好み、ある者は天文学や地理に興味を持つようになります。さらに、政治を好む者、また物理や、化学、はては神学を好む者もいます。これらは全て知識の一部です。あなたがたは、全員これまでにそうした知識に接する機会があったので、それがどのようなものかを知っています。こうした知識に関しては、誰もがそのうち特定のものについて、際限なく語ることが出来ます。したがって、こうした知識が人間の心にどの程度深く入り込んでいるかは明白です。これは、こうした知識が人間の思考において占めている位置や、人間に及ぼしている影響の深さを示しています。人が知識のある側面を好むようになり、それを深く愛するようになると、無意識のうちに理想が生まれます。ある者は小説家を目指し、ある者は文学者を目指し、ある者は政治家として身を立てることを目指し、ある者は経済活動に関与して実業家となることを目指します。また英雄や、偉人、有名人になろうとする人々もいます。どのような人間となることを目指すかを問わず、人々の目標は、知識を習得する方法により、自分自身の目的のために使用すること、自分自身の願望や理想を実現することです。それがどれほど聞こえが良くても、つまり、自分の夢を実現したい、人生を無駄にしたくない、あるいは出世したいなどは、高尚な理想と大志を育んでいるものの、本質的には何が目的ですか。あなたがたは、このことについて考えたことがありますか。サタンはなぜこんな事をしたいのでしょうか。サタンがこんな事を人間に吹き込む目的は何でしょうか。あなたがたの心は、この問題について明瞭に理解しなければなりません。

『神を知ることについて』「唯一無二の神自身 6」(『言葉』第2巻)より

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