日々の神の御言葉: 神を知る | 抜粋 149

2020年7月29日

サタンはいかに伝統文化を用いて人間を堕落させるか

伝統文化の一部とみなされるものは多くありますか。(はい。)この伝統文化とは何を意味しますか。(それは祖先から伝えられました。)祖先から伝えられたというのは一側面です。当初から、家族、民族集団、また人類さえも、生活様式や習慣、言い伝え、規則を伝え、それは人に教え込まれて思想となってゆきました。このことを人はどのようにとらえていますか。人はそれを自分の生活から切り離せないものとみなしています。守るべき規則であり生命であるとみなし、祖先から伝えられたので、これらを変えたり捨てたりしたくないとさえ思っています。伝統文化には他の側面もあり、例えば、孔子や孟子から伝えられたものや、中国道教や儒教から伝えられたもので人の骨の髄まで入り込んでその人の一部となった物事などがあります。そうではありませんか。(そうです。)伝統文化は何を含みますか。人々が祝う祭日を含んでいますか。例えば、春節や元宵節、清明節、端午節、それに中元節や中秋節。老人がある年齢に達するのを祝ったり、子供が生まれてから一ヶ月あるいは百日経つと祝う家庭さえあります。これらは皆、伝統的祭日です。これらの祭日の背景は伝統文化から成っていませんか。伝統文化の核心は何ですか。それは神を礼拝することと何か関係がありますか。人に真理を実践するように言うことと何か関係がありますか。(ありません。)人が神に犠牲を捧げ、神の祭壇へ行き神の教えを受けるための祭日はありますか。そのような祭日はありますか。(ありません。)祭日に人々は何をしますか。(サタンを拝みます。食べたり、飲んだり、娯楽活動をします。)現代では、祭日は食べたり、飲んだり、楽しむための機会とみなされています。伝統文化の背後にある源泉は何ですか。伝統文化は誰から来ますか。(サタンです。)サタンから来ます。これらの伝統文化の背景において、サタンは人間に物事を教え込みますが、それは何ですか。人々が自分たちの祖先を忘れないようにすること、これはその一つですか。例えば、清明節のあいだ、人々は墓を掃除して祖先に供え物を捧げますが、それで人々は自分たちの祖先を忘れません。また、サタンは例えば端午節を用いて、人々が愛国的であるようにしむけます。中秋節はどうですか。(家族の集まりです。)家族の集まりの背景は何ですか。その理由は何ですか。(情緒です。)情緒的に意思疎通してつながるためです。もちろん、旧正月を祝うのであれ元宵節を祝うのであれ、背景理由の説明には何通りもの方法があります。これらの背後にある理由をどのように説明するにしろ、一つひとつがサタンがその哲学と思想を人間に教え込む方法であり、その結果、人々は神から離れたままで、神がいることを知らず、祖先かサタンに捧げ物をするようになるか、ただ肉の欲望のために飲み食いし楽しむ言い訳でしかないのです。これらの祭日の一つひとつが祝われるにつれ、サタンの思想と意見が人々の頭脳の内部に深く植え付けられますが、人々はそのことさえ知りません。人が中年に達するかそれより高齢になるときには、サタンのこれらの思想や意見は既に心に深く根付いています。さらに、人はこれらの思想を、正しかろうが間違っていようが、次世代へ見境なく、控えめにすることもなく伝えようと懸命になります。そうですね。(はい。)伝統文化とこれらの祭日は人をどのように堕落させますか。知っていますか。(人はそれら伝統の決まりに制約され束縛されるようになり、そのため神様を求める時間もエネルギーもなくなります。)それは一つの側面です。例えば、誰もが旧正月を祝います。もし祝わなかったなら、悲しく感じるのではないですか。人が執着する何か禁忌がありますか。「あぁ、旧正月を祝わなかった。旧正月のこの日は酷かった。今年全体が悪くなるのだろうか」と感じないでしょうか。落ち着かなく、少し怖くなりませんか。何年ものあいだ祖先に供え物を捧げなかったのに、ある日突然故人が金銭を要求する夢を見る人々さえいます。彼らは内心、何を感じるのでしょうか。「この故人が使うお金が必要だとは、何て悲しいことだ。この人のために紙のお札を何枚か焼いてあげよう。そうしないのは良くない。お金を焼かなかったら、生きている我々が何かトラブルに遭遇するかもしれない。悲劇がいつ起こるか、誰にわかるというんだ」。人々は、心の中に心配と恐れの小さな雲を常に抱えているのです。この心配を人々にもたらすのは誰ですか。(サタンです。)サタンがもたらします。これはサタンが人間を堕落させる方法の一つではありませんか。サタンは様々な方法と言い訳を用いて、人間が当惑して、折れて、サタンに従うまで、人間を支配、脅迫、束縛します。これがサタンが人間を堕落させる方法です。人が弱っているときや状況に完全に気づいていないとき、うかつにも何かを間抜けなやり方でする、つまり、知らないうちにサタンの支配下に落ち、無意識に何かをしてしまいながらも、自分が何をしているのかがわかっていないということがよくあります。これはサタンが人間を堕落させる方法です。現在、深く根ざした文化的伝統から離れるのを躊躇する人が多くいますが、彼らはどうしても捨てられないのです。これは特に人が弱く、受け身的になっているときに、このような各種祭日を祝い、サタンに出会い、サタンを再び満足させたがります。それを通して人は自らの内面を慰めることができます。このような文化的伝統の背景は何ですか。サタンの黒い手が背後で糸を引いているのですか。サタンの邪悪な本性が物事を操り、支配しているのですか。サタンはこのようなことをすべて支配しているのですか。(はい。)人が伝統文化の中で生活し、このような伝統的な祝祭日を祝う時、それは人がサタンに騙され、腐敗させられる環境であり、さらに、このような人はサタンに堕落させられるのがうれしいのだと言うことができるでしょうか。(はい。)これは、皆さん全員が認識し、知っていることです。

『神を知ることについて』「唯一無二の神自身 5」(『言葉』第2巻)より

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