日々の神の御言葉: 神を知る | 抜粋 156

2020年7月26日

サタンは科学という名のもとに、人間の好奇心や、科学を探究し、神秘を調査する欲望を満たします。またサタンは、科学の名のもとに、人間の物質的必要性と、生活の質を継続的に向上させる要求を満たします。したがって、サタンは科学という名のもとに、科学を手段として用いて人間を堕落させるのです。サタンが科学を用いて堕落させるのは、人間の思想や精神だけでしょうか。わたしたちに見え、わたしたちが接する人間や出来事、物事のうち、サタンが科学を用いて堕落させるのは他に何があるでしょうか。(自然環境です。)その通り。あなた方はこのためかなり被害を受け、深く影響を受けているようですね。科学や科学による発見や結論を用いて人間を欺くほか、サタンは科学を神が人間に与えた生きる環境を無残に破壊し、濫用する手段としても用いています。サタンはこれにおいては、人間が科学の調査研究を実施すれば人間の生存環境は向上し続け、人間の生活水準も継続的に改善し、さらには、科学の発展は、増え続ける日常生活における物質的要求や人間の生活の質を継続的に改善させる要求を満たすために行なわれるという口実に基づいています。これが、サタンの科学発展の理論的根拠です。けれど、科学は人間に何をもたらしましたか。人間を取り巻く身近な環境は、どのようなもので構成されていますか。人間が呼吸する空気は汚染されていませんか。人間が飲む水は、今でも本当に純粋ですか。(いいえ。)では、わたしたちが食べる食糧のうち、大部分は自然のものですか。(違います。)それでは、それは何ですか。それは、肥料や遺伝子組み換えにより栽培され、様々な科学的手法による変異が生み出されているので、人間が食べる野菜や果実でさえ、もはや天然ではありません。食用の自然な卵一個見つけるのさえ探し出すのは困難です。その卵も、サタンのいわゆる科学により加工され、かつてのような味はしません。全体像を見ると、大気全体が破壊され、汚染されており、山や湖、森林、河川、海洋その他地上や地下にあるもの全てが、いわゆる科学的進歩により破壊されています。つまり、神が人間に与えた生態系、環境全体が、いわゆる科学により破壊、崩壊されているのです。生活の質に関しては、要求を達成し、欲望と肉体の両方を満たしている人々が多数いますが、人間が生活する環境は、科学によりもたらされた「成果」により根本から破壊され、荒廃しています。屋外や自宅内でさえ汚染されていない空気を呼吸する権利を喪失しています。これは人類にとって、悲しみではありませんか。このような空間で生活することに、何かしら幸福なことがあるでしょうか。人間はこの空間で生活していますが、そもそも当初、この生活空間は人間のために神が創ったものでした。人間が飲む水、呼吸する大気、食べる食糧、植物、樹木や海洋など、この生活環境は、すべて神が人間に与えたものであり、天然であり、神が定めた自然の法則に従う営みを行なっています。仮に科学が存在しなかったならば、神の道に従って、神が人間に与えたとおりに、人間は幸福で、あらゆる物事を最も自然な状態で享受していたでしょう。しかし現在、サタンによりすべて破壊され、損なわれ、人間の生活環境は最も自然な状態では無くなってしまいました。それなのにこの結果を招いた原因や、こうした結果に至った経緯を認識できる者はおらず、さらにサタンにより吹き込まれた思想を用いて科学を理解し、科学の道へと進んでいる。これは極めて忌み嫌うべき哀れなことではないでしょうか。サタンが人間の存在する空間と生活環境を占領し、人間をこのように堕落させ、また人間もこのような状態を継続している今日、地上の人間を神の手により消滅させる必要がありますか。神の手が人間を破壊する必要がありますか。(ありません。)人間がこのような発展を継続するのであれば、どのような方向へ進むでしょうか。(破滅の方向です。)人間は、どのようにして破滅するのでしょうか。名声と利得に対する貪欲な追求に加え、人間は科学的探求や徹底した研究を継続しており、自らの物質的欲求や肉の欲を絶え間なく満たしていますが、人間の結末はどのようなものになるのでしょうか。第一に、生態系の均衡が失われ、それに伴い人間の身体はそうした環境により汚染され、害を受けるとともに、様々な感染症や伝染病は随所に蔓延しています。これは、もはや人間には制御できない状況です。そうではありませんか(そうです。)それを理解した上で、人間が神に付き従わず、こうして常にサタンに付き従い、知識により継続的に自らを豊かにし、科学により絶え間なく人間の生活の将来を探求し、このような方法によっていき続けたなら、人類の自然な結末がどうなるかを認識することができますか。自然な結末は、どうなるでしょうか。(破滅です。)そう、破滅です。一歩ずつ破滅へと向かっているのです。一度に一歩ずつ破滅へと向かっているのです。科学とは、人間が物事を判断する際に五里霧中となり、いくら目を凝らしても明瞭に見ることが出来ず、いくら努力しても理解できなくなるようにするために、サタンが人間のために作った秘薬のようなものです。しかし、サタンは依然として科学の名のもとに人間の欲望を刺激し、機先を制して人間を意のままに服従させ、地獄と死へと導こうとしています。

『神を知ることについて』「唯一無二の神自身 6」(『言葉』第2巻)より

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