日々の神の御言葉: いのちへの入り | 抜粋 568

人が神の働きを経験し、真理を得るまで、人を内側から管理し支配するのはサタンの本性です。この本性は具体的に何を伴っているでしょうか。例えば、あなたはなぜ利己的なのですか。なぜ自分の地位を守るのですか。なぜあなたはそのような強い感情を持っているのですか。なぜそうした不義な物事を楽しむのですか。なぜそのような悪を好むのですか。あなたがそのような物事を好む根拠は何ですか。それらの物事はどこから来るのですか。あなたはなぜそれらを喜んで受け入れるのですか。それらの物事の背後にある主たる原因は、サタンの毒があなたの中にあることだと、あなたがたは今ではみな理解しています。サタンの毒とは何かといえば、それは言葉で十分表現できます。例えば、邪悪な行いをする人に、なぜ悪事を犯すのかと聞くならば、「己を怠る者は、天罰を受け地が滅ぼすからだ」と答えるでしょう。この単純な言葉が問題の根源を表しています。サタンの論理が人々のいのちとなり、人はさまざまな目的で物事を行うかもしれませんが、とにかく全て自分の為に行います。「己を怠る者は、天罰を受け地が滅ぼす」のだから、人は自分のために生き、自分にできるあらゆることをして、食べ物や立派な衣類のために良い地位を確保しなければならないと、誰しも考えています。「己を怠る者は、天罰を受け地が滅ぼす」――これが人のいのちであり、哲学であり、また人間の本性を表しています。こうしたサタンの言葉こそサタンの毒であり、人がそれを取り込むと、それは人の本性となるのです。サタンの本性はこれらの言葉をとおして暴露され、これらの言葉がサタンの本性を完全に表現しています。この毒は人のいのちとなり、人の生存の基礎ともなります。何千年もの間、堕落した人類はこの害毒に支配されてきました。サタンの行動は、全てサタン自身のためのものです。サタンは神を超越し、神から自由になり、自ら権力を振りかざし、神の被造物を残らず所有したいのです。ゆえに、人間の本性はサタンの本性なのです。実のところ、多くの人の座右の銘は、その人たちの本性を表し、反映することができます。どんなに自分をごまかそうとしても、人の言動のすべてにおいて自分の正体を隠すことなどできないのです。決して本当のことを語らず、見せかけに長けた人がいますが、他者がその人としばらく交流すれば、その人の不実な本性と完全な不誠実さが突き止められます。結局、他の人たちは次の結論を引き出すでしょう。つまり、この人は本当のことを一言も語らず、嘘つきであると。この言葉が、そのような人の本性を表わしています。それはその人の本性実質の最もよい説明であり、証拠でもあります。そのような人の処世哲学とは、誰にも真実を語らないこと、そして誰も信用しないことです。人間のサタン的本性にはこの哲学が大いに含まれています。あなた自身が気づきさえせず、理解していない場合もありますが、それでもあなたの人生の一瞬一瞬が、それにもとづいているのです。その上、あなたはこの哲学が正しく、理にかなっており、これっぽっちも誤っていないと思っています。そのことは、サタンの哲学が人々の本性となり、人々が完全にそれに従って生き、それに一切抗わないことを示すのに十分です。ゆえに、人々はサタン的な本性を絶えず露呈し、あらゆる側面において絶えず自らのサタンの哲学に沿って生き続けているのです。サタンの本性は人間のいのちなのです。

『終わりの日のキリスト講話集』「ペテロの道を歩むには」(『言葉』第3巻)より

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