860 人に対する神の愛は真実にして現実である

人類に対する神の愛はおもに、肉となり働くこと、自ら人を救うこと、人と向き合って語り、共に生活すること、少しも離れていないこと、何のふりもしないこと、完全に現実であることに表われます。神は人を救うためには、肉となり、世の人々と共に何年もの苦痛を受けるほどですが、それはみな人類への神の愛と憐みの故です。人に対する神の愛は無条件であり、何の要求もしません。神はその見返りとして人から何を受け取りますか。人は神に対して冷淡です。誰が神を神として扱いますか。人は神を少しも慰めず、神は今日に至るまで人から真の愛を受け取っていないのです。神はただ自らを無にして与え施すだけです。

『終わりの日のキリスト講話集』「人類に対する神の愛を認識しているか」(『言葉』第3巻)より編集

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