766  神が人のためになすことはすべて誠実

1  神がなすことはすべて実践的で、空虚なものはなく、そのすべてを自ら経験する。神は普通の人として、謙虚に人のもとへ来る。単に多少の働きを行ない、いくばくかの言葉を語り、そして立ち去るというのでなく、本当に人のもとへ来て世の苦痛を経験するのである。神は人類の終着点と引き換えに、苦痛を体験するという代価を払う。これは実践的な働きではないか。親が子のために真剣な代償を払うのは誠実さを表す。受肉した神は当然、そうすることで人類に最も誠実で信実である。

2  神の本質は信実。神は言うことをなし、なすことは必ず成る。神が人のためになすことはすべて誠実。ただ語るだけではない。代価を払うと言うときは本当に代価を払う。人の苦しみを負い、代わりに苦しむと言うとき、本当に人の間で暮らし、身をもってこの苦しみを味わい、体験する。こうして、神がなすことはすべて正しく、義であると宇宙の万物が認める。神がなすことはすべて現実だと。これは力強い証拠と言える。

3  加えて、人類はいずれ美しい終着点をもち、留まる者はみな神を讃える。神の業はまさに人への愛ゆえだと賛美するだろう。美と善という神の本質は神の受肉の意義の中に見ることができる。神のなすことはすべて誠実であり、言うことはすべて真剣で信実である。神は自身が意図する一切のことを実際に行ない、代価を払うときは実際に払う。ただ語るだけではない。神は義なる神。信実な神である。

『終わりの日のキリスト講話集』「受肉の意義に関する第二の側面」(『言葉』第3巻)より編集

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