人としての神の働きの方法と原則

神が受肉していなかった時、神の言葉が完全な神性から発せられたものであったため、人間は神の言葉の多くを理解していなかった。人間には理解できない霊的領域において言葉が表出されていたので、神の言葉の観点と背景は人間にとって見えないものであり、到達不可能なものであった。肉を持つ人間にとって、霊的領域に立ち入ることは不可能であった。しかし神が受肉した後、神は、人間性の観点から人間に対して語り、神の神性の性質、旨を、人間が想像できる物事、生活の中で見たり遭遇したりしていた物事により、人間が受け入れられる方法を用い、人間が理解できる言葉で表出することにより、人間が神を理解し知り、人間の能力の範囲内かつ人間に可能な程度で、神の意図と神が求める基準を理解できるようにすることが可能であった。これが、人間性における神の業の方法と原則であった。


神が人間性で業を行った場合、神の方法、言葉、真理はすべて人間的方法で表出される。しかし、これと同時に、人々が神の性質、神の中にある物事や神の存在、神の旨を知り、理解できるように、これらの事柄が人々に対して表出される。人間が知り、理解したことは、まさしく神の本質と神の中にある物事や神の存在であり、それらにより神自身に固有の身分と地位が示される。つまり、受肉した人の子は神自身に固有の性質と本質を、最大限かつ出来るだけ正確に表出する。人の子の人間性が人間と天の神との意思疎通や相互交流の障害や障壁とはならなかったのみならず、その人間性は実際のところ、人間にとって創造主とを繋ぐ唯一の経路であり、架け橋であった。


『言葉は肉において現れる』の「神の働き、神の性質、そして神自身 3」より編集

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