試練へのペテロの態度

神は何度もペテロに試練を与え、そのため、もちろん彼は死にかけたのだが、そうした何百もの試練の中にあっても、彼は一度たりとも神への信仰を失ったり、神に失望したりしなかった。神がもう彼を捨て去ったと告げた時でさえ、ペテロの心が弱ってしまったり、絶望してしまったりすることはなく、それまでと同じように、神を実際的なやり方で愛するために自分の信念を貫き続けた。神は彼に、たとえおまえが神を愛しても、おまえをほめず、最後にはサタンの手中に投げ込む、と言った。そうした試練の只中、それは肉への試練ではなく、言葉による試練であったのだが、ペテロはそれでも神に祈った。

「おお、神よ。 天と地ともろもろのものの中にあって、人間や生き物、あるいはその他のもので、全能者の手の中にないものが何かあるでしょうか。あなたが私に憐れみをお示しになりたいとき、その憐れみのために私の心は大いに喜びます。あなたが私に裁きを下されるとき、私はそれに相応しい者ではありませんが、その御業に計り知れない奥義をますます深く感じるのです。なぜなら、神は権威と知恵とに満ちておられるからです。私の肉は苦しみを受けても、霊においては慰められます。どうして神の知恵と御業とをたたえずにおられましょう。たとえ神を知った後に死ぬとしても、常に備えと心構えができています。

このような試練の中にあって、ペテロは神の意図を正確に把握することはできなかったが、神に用いられることを誇りと栄光であると考え、試練にさらされても心砕けることがなかった。神の前で忠実であったため、また、神の与えた恵みのゆえに、ペテロは数千年もの間、人類のための手本、見習うべき者となった。これこそは、あなたがたが見習うべき例ではないのか。今このとき、神がなぜペテロのことをこれほど詳しく語っているのか、あなたがたはよくよく考えて、理解しなければならない。これをあなたがたの行動原則としなければならない。

『言葉は肉において現れる』第二部「全宇宙への神の言葉」の「第六章」より編集

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