日々の神の御言葉: 人類の堕落を暴く | 抜粋 364

わたしの前で仕えるわが民はみな、過去を思い返すべきである。あなたがたの、わたしへの愛は、不純なもので穢されていなかったか。あなたがたの、わたしへの忠誠は純粋で心からのものだったか。あなたがたの、わたしについての認識は真実であったか。あなたがたの心のどれほどの場所をわたしは占めているだろう。わたしはそのすべてを満たしているか。わたしの言葉のどれほどが、あなたがたの中で実現されているか。わたしを侮ってはいけない。わたしはこれらのことをすべて見通しているのだから。今日、わたしの救いの声が発された時、あなたがたの内にわたしに対する愛がいくらか増しただろうか。あなたがたの忠誠の一部が純粋になっただろうか。あなたがたのわたしについての認識は深まっただろうか。過去のたたえは、今日の認識の堅固な土台になっているだろうか。あなたがたの内のどれほどをわたしの霊が占めているだろう。わたしの姿は、あなたがたの内のどれほどの場所を占めているだろう。わたしの語ったことは、あなたがたのアキレス腱を打っただろうか。あなたがたは、ほんとうに自分の恥を隠す場所がどこにもないと感じているだろうか。あなたがたは、わが民となる資格がないと、ほんとうに信じているだろうか。もしあなたがたが、今のような問いにまったく気づかずにいるのなら、その人たちは、濁った水の中で釣りをしているのであり、数を合わせるためにだけそこにいる。その人は、わたしが予め定めた時には、必ずや除かれ、再び底なしの淵に投げ込まれるだろう。これは、わたしの警告の言葉である。これを軽んじる者は裁かれ、定められた時に災いに見舞われる。そうではないか。わたしはまだ、このことの例を示して説明しなければならないのか。あなたがたの基準について、もっと平明に話さなければならないのか。創造の時から今日まで、多くの人々がわたしの言葉にそむき、そのためにわたしの回復の流れからうち捨てられ、除かれた。最終的に彼らの体は滅び、その魂はハデスに投げ込まれる。そして、今日でも、その者たちは、まだ重い罰を受けている。多くの人々がわたしの言葉に従ったが、彼らはわたしの啓きと照らしにそむいたために退けられ、サタンの支配下に落ち、わたしに敵対する者になった。(今日、わたしに真っ向から敵対する者は、わたしの言葉の表面的な意味にだけ従い、わたしの言葉の本質に逆らう。)また、わたしが昨日語った言葉だけを聞いて、過去のくずにしがみつき、今日の産物を重んじようとしない人は大勢いる。そうした人々はサタンにとらわれているだけではなく、永遠の罪人になり、真っ向からわたしに敵対しているのだ。そうした人々は、わたしの怒りの最中にわたしの裁きを受けることになり、今日、まだ目が見えず、今も暗い牢獄にいる。(つまり、そうした人々は腐り、サタンに操られるしなびた死体なのであり、その人たちの目はわたしが覆っているから、目が見えないというのだ。)あなたがたが学べるように、参考として例を示すのがよいだろう。

 パウロと聞くと、あなたがたは彼の生涯を思い起こすだろう。そうした物語のいくつかは不正確で、現実とは異なっている。彼は幼いころから両親の指導を受け、わたしのいのちを受けた。わたしが前もって定めたことにより、わたしの必要とする能力を備えていたのである。十九歳のとき、パウロはいのちについて、さまざまな書を読んだ。どのようにしてか、その詳細は述べないが、彼に素質があったため、わたしの啓きと照らしとにより、パウロは霊的物事について、ある程度の洞察力があっただけではなく、わたしの意図を把握することもできた。もちろん、これは内的・外的要因を排除するものではない。ともかく、パウロの唯一つの欠点というのは、すぐれた才能があったため、口達者で大口を叩くことがよくあった。その結果、不服従のため、その一部は、直接大天使が示したのだが、わたしがはじめて受肉したとき、あらゆる手段でわたしに逆った。彼はわたしの言葉を知らない者の一人で、彼の心の中にわたしの場所はすでになくなっていた。そうした人は、わたしの神性に真っ向から敵対し、わたしに打ち倒され、最後の最後にようやく、頭を垂れて自身の罪を告白するのだ。したがって、わたしがそうした人の長所を利用した後、つまり、彼が一定期間わたしのために働いた後、彼は再び以前の状態に戻り、わたしの言葉に直接逆らったわけではないが、わたしの内なる導きと啓きにそむいたので、以前の働きがすべて無益なものになった。つまり、そうした者の語った栄光の冠は、むなしい言葉、その人自身の想像の産物となったのだ。今日でも、その人はまだわたしの縛めの中にあり、わたしの裁きを受けているからである。

 上記の例から、誰でもわたしに敵対する者は(わたしの肉の体だけではなく、さらにもっと重要なことには、わたしの言葉と霊──つまり、わたしの神性に逆らうことにより)その肉の身にわたしの裁きを受けることになるのだ。わたしの霊が人を離れると、その人は堕落し、まっすぐハデスに下る。そして、その人の肉の身は地上にあっても、精神を病んでいるようになる──その人は理知を失い、ただちに自分が死体になったように感じ、すぐさま肉の身を終わらせてくれるようにと、わたしに乞うほどになる。あなたがた霊をもつ者のほとんどは、こうしたことについて深く理解しているから、わたしが詳しく述べる必要はない。過去にわたしが普通の人間性をもって働いたときには、たいていの人間は、すでにわたしの怒りと威厳とに比べて自分を測っていて、すでにわたしの知恵と性質とについて、少しは知っていた。今日、わたしは神性において、直接話し、行動する。そして、まだわたしの怒りと裁きとをその目で見る人々がいる。さらに、裁きの時代の第二段階の主なる働きは、わが民にわたしの肉における業を直接知らせ、わたしの性質を直接見るようにすることなのである。しかし、わたしは受肉しているので、あなたがたの弱さを考慮している。わたしの希望は、あなたがたが自分の霊、魂、体をおもちゃのように無頓着に扱い、サタンに捧げないことである。持てるものすべてを大切にし、もて遊ばないことだ。そうしたことは、あなたがたの運命に関わっているのだから。あなたがたは、ほんとうにわたしの言葉の真に意味することを理解できるのだろうか。あなたがたは、ほんとうにわたしの真の思いを考えることができるのだろうか。

 あなたがたは、地上で天のそれのような、わたしの祝福を受けたいと思っているのだろうか。あなたがたは、わたしについての理解、わたしの言葉を享受し、わたしについての認識を人生で最も貴重で意味深いものとして扱うつもりがあるだろうか。あなたがたは、ほんとうに、自分の前途を考えることなく、わたしに従うことができるのか。あなたがたは、羊のように、わたしに殺されたり、わたしに導かれたりすることを、ほんとうに受け入れられるのか。あなたがたの中に、そうしたことをなし遂げ得る人はいるだろうか。わたしが受け入れ、わたしの約束を得た人はみな、わたしの祝福を受けた人だということだろうか。あなたがたは、こうした言葉から何かを理解しているのだろうか。もしあなたがたを試したら、あなたがたは、ほんとうにわたしにすべてを委ね、そうした試練の中でわたしの意図を探り、わたしの心を理解するだろうか。わたしは、あなたがたが多くの感動的な言葉を語り、興奮するような物語りをするのを望まない。そうではなくて、わたしに立派な証しをすること、事がらをすべて現実に深く入ることを求める。もしわたしが直接話さなければ、あなたは、周囲のすべてを捨て、わたしに用いられることを受け入れられるだろうか。これが、わたしが求める実際なのではないか。誰がわたしの言葉の意味を把握できるだろう。しかし、あなたがたは、もはや不安に悩むことをやめ、積極的にわたしの言葉の本質を把握しなさい。それが、わたしの言葉を誤解したり、わたしの意味するところを正確に理解できず、わたしの行政に触れたりすることを防ぐだろう。わたしの言葉の中から、わたしがあなたがたについて意図していることを理解してくれることを願っている。自分の前途については、もう考えず、わたしの前ですべてを神の意思に委ねると決心したそのとおりに行動しなさい。わたしの家の内に立つ者はみな、できる限りの努力をしなければならない。あなたがたは、わたしの地上での働きの最終段階のために最高の努力をしなさい。あなたは、ほんとうに、そうしたことを実践する気持ちがあるだろうか。

『神の出現と働き』「全宇宙への神の言葉、第四章」(『言葉』第1巻)より

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