997 神が羊飼いを打つ時

1 今後、各人は聖霊に導かれて歩むべき道を歩む。苦難を受ける時に、誰が他の人たちを世話することができるのか。各個人にはそれぞれの苦難があり、それぞれの霊的背丈がある。ある人の背丈は他の誰の背丈とも異なる。夫は妻の世話をすることはできず、親も子の世話をすることはできない。他人の世話ができる者は誰もいない。互いに世話し支え合うことがまだ可能である現在とは状況は異なる。それはあらゆる種類の人間が暴かれる時となる。

2 すなわち、神が羊飼いを打つと、羊の群れは散らされ、その時あなたがたには真の指導者はいなくなる。人々は分割され、あなたがたが会衆として集うことのできる現在とは異なる。将来には、聖霊の働きがない者は自分の真の姿を現す。夫は妻を裏切り、妻は夫を裏切り、子は親を裏切り、親は子を迫害する。人間の心は到底理解できない。できることは自分のもつものに頼り、道の最終行程をよく歩むことだけである。あなたがたには現在このことが良く見えない。皆、目先の事しか見えないのである。この働きの段階の経験に成功するのは、容易いことではない。

『神の出現と働き』「あなたは道の最終行程をいかに歩むべきか」(『言葉』第1巻)より編集

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