18. 神の御言葉に導かれ罠から抜け出す

神の御言葉が記されたページをめくって「あなたは知っていたか。神が人々の間で偉大な業を成し遂げたことを」の一節を見るたびに、私は2年前、噂の呪縛から解放されて、神のもとに戻ることができた経験を思い出さずにはいられなくなります。

私は家族とともに香港に住んでいます。義父と義弟(夫の弟)の2人は主イエスを信じており、義弟は教会の牧師をしているので、わが家にはよくその教会の兄弟姉妹が訪れて、ともに祈りを捧げたり主を称える賛美歌を歌ったりしていました。また2014年12月には、親しい友人から自分も主を信じていると打ち明けられたりしました。そうした家族と友人の影響で、私は主への信仰にいくらか興味を持つようになったのです。すると間もなく、別の教会に属する姉妹と出会いました。彼女は明るく気立てのよい人で、私の家族と友人が主を信じているのを知ってとても喜び、私を自宅に招き、そこで姉妹を紹介してくれました。その後集会に何度か参加し、姉妹から、神が万物を創造されたこと、あらゆる事柄が神の統治下にあること、サタンの起源など、さまざまのことを教わりました。私は彼女の語る内容に強く引きつけられ、うれしくてたまらなくなりました。また彼らが自分の経験や信仰の理解について教え合うのを聞きながら好感をもち、この喜びを他の人にも伝えたくなりました。そしてある日、その気持ちを抑えられなくなり、家族に自分が入信を希望していると打ち明けると、その話はすぐに義弟に伝わり、義弟から電話が来てなぜ急に神を信じる気になったのかと訊かれました。また、「東方閃電という教会があって、主イエス・キリストがすでに再来されているとあちこちで証しを立てて、熱心に探求する人をあらゆる宗派から引き抜いているんですよ。軽く考えないでください。ああいう人たちとは一切関わらないほうがいいですよ」とも言われました。それから義弟は、私に福音を教えた人たちから本をもらわなかったかと繰り返し尋ね、とにかく信仰に関することにはくれぐれ気をつけるようにと強く念を押しました。義弟の言葉が頭の中でぐるぐる回って、私はひどく動揺しました。義弟は私が別の教会に行くことに反対しています。けれどももう一方で、私は姉妹から神を信じることについての話を聞くのがとても楽しかったのです。完全に板挟み状態で、今後も姉妹と会いつづけてよいものか、わからなくなりました。

そこで私は牧師の説教をインターネットで探し、視聴しはじめました。ネット上では東方閃電についての情報も数多く見かけましたが、あまり注意を払いませんでした。私はただ、よい説教を求めていただけなのです。かなりの数を聞きくらべてみましたが、結局姉妹の説教にまさるものはありませんでした。神に証しをするということについて多く語ってくれたからです。そのおかげで私は、以前よりも神について理解することができるようになったのです。そこで考えたすえに、やはり姉妹のお話を聞くことにしました。その後私は、彼女から多くのことを教わりました。モーセがイスラエルの民を導いてエジプトを脱出したこと、アブラハムがイサクを犠牲にしようとしたこと、主イエスが人類のために十字架にかけられたこと、ペテロの見聞、ラザロの復活、神の栄光などです。こうした素晴らしい聖書の物語に私は強く引きつけられ、神の働きをより深く理解しました。集会が終わるといつも、次の会が待ち遠しく感じられました。

1か月ほど経ったある集会で、姉妹が私のために、聖書と全能神の御言葉の抜粋を朗読してくれました。聖書はこの部分です。「人の子の現れるのも、ちょうどノアの時のようであろう。すなわち、洪水の出る前、ノアが箱舟にはいる日まで、人々は食い、飲み、めとり、とつぎなどしていた。そして洪水が襲ってきて、いっさいのものをさらって行くまで、彼らは気がつかなかった。人の子の現れるのも、そのようであろう(マタイによる福音書 24:37-39)。全能神の御言葉は次のようなくだりでした。「ノアが箱舟を造った時代を振り返って見なさい。人類はひどく堕落し、人々は神の祝福から迷いはぐれ、もはや神の配慮は得られず、神の約束を失ってしまっていた。闇の中を神の光なしに生きていた。そして人の本性は放縦となり、おぞましい堕落に身を任せた。このような人々はもはや神の約束を受けることはできなかった。彼らは神の顔を見るにも、神の声を聞くにも相応しくなかった。なぜなら彼らは神を見捨て、神から与えられたものすべてを放棄し、神の教えを忘れてしまったからである。彼らの心は神から遠く離れて行くばかりで、それにつれてあらゆる理知と人間性を失い堕落し、邪悪さを増していった。そして彼らは死に歩み寄り、神の怒りと罰を受けた。ノアだけが神を礼拝し、悪を避けたので、神の声を聞くことができ、神の指示を聞くことができた。ノアは神の言葉の指示に従って箱舟を造り、あらゆる種類の生物をそこに集めた。こうしてひとたびすべての準備が整うと、神は世界に破滅をもたらした。ノアとその家族七人だけが破滅を逃れて生き残ったが、それはノアがヤーウェを礼拝し、悪を避けたからであった。

それでは現代に目を向けてみなさい。ノアのように神を礼拝し、悪を避けることのできる義人はいなくなってしまった。それでもなお、神はこの人類に恵み深く、この終末の時代においても人類の罪を赦す。神の現われを切望する人々を神は探し求める。神の言葉を聞くことができる人々、神の任務を忘れず、心と体を神に捧げる人々を神は探し求める。神の前で赤子のように従順で、神に抵抗しない人々を神は探し求める(『神の出現と働き』「附録2:神は全人類の運命を支配する」〔『言葉』第1巻〕)。朗読に続いて、姉妹は私たちに次のように説明してくれました。「ノアの時代に『食い、飲み、めとり、とつぎなどしていた』人々は、淫乱で堕落していました。神の御言葉を聞かず、神を崇めずに偶像を崇拝する、きわめて罪深い人々でした。その時代の人々を救おうとして神はノアをお召しになり、方舟を作るよう命じられました。神は洪水によって世界を滅ぼす予定であることを皆に伝えよと言われたのですが、ノアがいくらその通りに説いても誰も神の御言葉を信じず、誰ひとり神に悔い改めませんでした。それゆえに神は大洪水を用いてその時代の人々を滅ぼされたのです。終わりの日の人々はノアの時代よりさらに堕落しています。社会全体で日に日に道徳的な破綻が進んでいます。離婚率は高いままで、犯罪は日常化し、くわえてポルノやギャンブルやドラッグが人の霊をむしばんでいます。人々はますます狡猾で欲深くなり、邪悪で卑しく、自己中心的になっています。良心を持って、善良で正直であることに関心を寄せる人はいません。むしろ重視しているのは飲み食いや娯楽、そして力で官能的快楽を手に入れること、あるいは官能的快楽で力を手に入れることばかりです。真理に飽き飽きして、悪を礼賛し、罪の快楽を渇望しています。神に滅ぼされて益のある一線をとっくの昔に越えてしまっているのです。これらすべての兆候が、終わりの日がすでに来ていることを示しています。今、主イエスはすでに降臨され、二度めの受肉をされてこの世で生きておられます。人類を救い清めるために、すべての真理を語ってくださっています。主が再来されたのは、私たちのような堕落した人間を完全に救うためです。神の人類への愛と思いやりはこれほどまでに偉大なのです!」姉妹がそのように語るのを聞いて、私は感動に震え、心の中で思いました。「私たちはみな心底まで邪悪で、とっくの昔に神に滅ぼされても当然なのよ。それなのに神のありがたい慈しみによって、幸運にもこうして神の家に入り、神の発せられた御言葉を読み、神を知る機会を与えられている。なんて素晴らしい祝福なんでしょう!」神が私を導いてくださったおかげで、終わりの日の神の働きに取り残されることなく、救われる機会を得ることができたのです。私はそのことを幾度も神に感謝しました。集会から帰ろうとしたとき、姉妹から神の御言葉の本をもらいました。私はその本を両手でしっかり握り、感動のあまり涙を流しました。そして自分にできる最善をつくして、神に従おうと決意を新たにしたのでした。

ある日のことです。パソコンに電源を入れると、東方閃電について書き込みがあるウェブサイトが目に入りました。好奇心に駆られて、そのリンクをクリックすると、中国共産党政府と宗教界による東方閃電の否定的なプロパガンダが掲載されていました。その「東方閃電」が、姉妹が話してくれた終わりの日における全能神の働きのことだと気づいて、私はショックを受け、ひどく動揺しました。私は信仰の道を踏み外してしまったのかしら?どうすればいいんだろう?けれども、姉妹などの兄弟姉妹が毎回、私にどう接していたかを思い出すと、優しくしてくれていた彼らには、ネットで言われているようなことは全然当てはまりません。私は最初に神の御言葉を読み、神の愛に触れて感動したときのことを思い起こしました。あの御言葉には権威と力があったので、神の表された御声としか思えませんでした。そこで神の御言葉の本を取り出し、読もうとしましたが、最初の時のような感動を再び覚えることはできませんでした。神は私から顔をそむけてしまわれたのです。そこにあるのはただ、白い紙のページと黒い文字でした。ネットで見た否定的なプロパガンダの文句が、次々と私の頭の中で現れては消えて、私は途方にくれました。私は考えつづけました。「これを信じるべきか、信じるべきではないのか、どっちなんだろう?東方閃電は神の働きなのかしら?本当に神の働きだとしたらどうしよう?信仰の実践をやめたら、神を知って救われるチャンスを失うことにならないかしら?でもそれが偽物で私が盲目的に従うのなら、欺されていることになりやしない?追及を続けるべき、それともやめるべき?」などと疑問に悩むうちに、仕事も手につかなくなりました。本当は家族に相談して助言を求めたかったのですが、義弟に何度も気をつけろ、他の教会を探すようなことはするなと言われたことが思い出されました。もし私の信仰が本当に間違っていたら、どれほど非難されるでしょう。そんな訳で、気持ちはどん底まで落ちこんでいましたが、家族と話し合うという考えは捨てました。けれども精神的苦痛はあまりに大きく、どうすればよいかわかりません。つい数日前に姉妹たちと交わっていたときの喜びと安らぎが、はるか遠い世界のものになってしまったようでした。

誰にも頼れなくなった私は、祈って神を求めようとしました。心の悩みや不安をすべて神にゆだね、啓いてくださいと懇願したのです。祈り終わったあと、私はふと姉妹から以前聞いた話を思い出しました。主イエスがお生まれになったとき、当時のヘロデ王は自分の王位を失うことを恐れ、ベツレヘム中にいる二歳以下の男児をひとり残らず殺せと命令しました。主イエスが大人になり人々に教えを説きはじめられると、ユダヤ教の指導者たちは怒り狂い、主に抵抗し罪を着せました。信者たちが主イエスに従えば、自分たちは地位に留まれなくなると思ったからです。主イエスが行われた奇跡は、普通の人間にはできないわざであると彼らはじゅうぶん承知していながら、イエスを意図的にそしって、主に抵抗し非難し、この者は悪霊どものかしらベルゼブルによって、悪霊どもを追い出しているのだと言いました。彼らはまた、主イエスが神を冒涜していると非難しました。そして最後には、ローマ政府と手を組んで主イエスを十字架にかけたのです。では今日はどうでしょう。中国共産党政府と宗教界が全能神を非難する常軌を逸した行為は、まさに、恵みの時代にローマ政府とユダヤ教の指導者たちが主イエスに対して行った仕打ちと変わりありません。真の道は、古代から常に弾圧を受けてきました。神が働きを行うために来臨されるたびに、宗教界と時の権力者からの迫害に遭うのです。しかし神の働きを止めることは誰にもできません。それでも主イエスは最終的に十字架にかけられることにより、人類を救い、福音を世界にあまねく広めるという働きを完遂なさったのです。今現在、中国政府と宗教界はネット上で、全能神とその働きを非難する大量のデマをでっち上げていますが、それでも主の国の福音は急速に広まっています。これが神の働きでなかったら、はるか前に中国政府に消去されているはずではありませんか?そしてまた私は別のことも思い出しました。姉妹と兄弟姉妹は、いつ会っても私に対して真摯な態度で接してくれて、交わりではいつも神を称え、神に証しを立てていました。世俗のことや人々のいのちに益のないことは話さず、私を良いほうに必ず導き、助けてくれたのです。気がつくと、私の心によどんでいた疑念がいくらか晴れていたので、私はふたたび神に祈り、「神よ!もし本当に戻って来られているなら、私にもあなたの働きがわかるよう、私が御前に戻れるようお導きください」と心から求めました。すると神はたしかに私の祈りを聞き届けてくださったのです。

精霊に導かれて神の御言葉の本、『言葉は肉において現れる』を開くと、「あなたは知っていたか。神が人々の間で偉大な業を成し遂げたことを」の章が出てきました。全能神はその中でこう言っておられます。「この肉の存在がなければ全人類は避けることのできない災難に直面し、終わりの日の神の人類への一層厳しい懲罰から逃れることはできないことをあなたがたは知るべきである。この普通の肉の誕生がなければ、どのように求めようとも、あなたがたにはみな生も死も到来しない状態に陥るだろう。この肉の存在がなければ、今日、あなたがたは真理を受け取り神の玉座の前に来ることもできないだろう。それどころか、あなたがたの深い罪ゆえに罰せられるだろう。あなたがたは知っているか。神の肉への再来がなければ、誰にも救いの機会はないのである。また、この肉が来なければ、神はずっと以前に古い時代を終わらせていたはずである。これでも、あなたがたは神の二度目の受肉をなおも拒むことができるのか。あなたがたは、この普通の人から大いに利益を得ることができるのに、なぜすぐにこの人を受け入れないのか」。「神の働きはあなたには理解できないことである。あなたの決定が正しいかどうか理解することも、神の働きが成功するかどうか知ることもできないのなら、この普通の人があなたにとって大いに助けとなるかどうか、また、神が偉大な働きを行なったかどうかを運をためしてでもいいから見てみようとしないのか」。神よ、感謝します!この神の御言葉を読んだあと、私はすっかり気持ちが落ち着きました。それはこの上なく正しかったのです!私は神の働きについてよく知っているわけでもなく、ネット上のデマも完全には理解できませんでした。それなら運を天に任せるつもりで試してみればよいのです。結論を出すのは、これまで調べてきたことをさらに深めてからでよいのです。これが本当に神の働きの現れで私がそれを拒んだら、神を拒むことになり、一生後悔することになるのではないでしょうか?私はその翌日姉妹に会いに行き、引き続き探求し調べようと心を決めました。

私は姉妹と会って、ここ数日間で経験したことを話しました。そして、実際のところ東方閃電とは一体何なのですかと質問しました。姉妹はそれに応えて、神の御言葉から2か所を抜粋して読み聞かせてくれました。「すべての人々が注意を払い、すべてのものが再び新たにされて復活し、あらゆる人がためらわずに神に服従し、神の重荷の重い責任を負おうとするとき、東から稲妻が現れ、東から西を照らし、この光の到来で地のすべてを畏怖させるのである。この瞬間、神は再び神の新しい生活を始める。……すなわち、東の世界では、神自身が証しされ始める時から、神が働きを始め、神性が地上で主権を発揮し始めるまでである。これは東の稲妻の輝く矢であり、宇宙全体をいつも照らしていた。世の国々がキリストの国になる時は、宇宙全体が照らされる時である。東の稲妻が現れ、受肉した神が働きを始め、さらには神性の中で直接語るのは今である。神が地上で語り始めるときは、東の稲妻が現れるときと言える。正確に言えば、生ける水が玉座から流れるとき――玉座から言葉が発せられ始めるとき――それはまさに七つの霊の言葉が正式に発せられ始めるときである(『神の出現と働き』「『全宇宙への神の言葉』の奥義の解釈、第十二章」〔『言葉』第1巻〕)。「東方の光が徐々に白く変わって初めて、地上の暗闇は光に変わり始める。その時初めて、人はわたしがはるか昔にイスラエルを去っており、東方で新たに現れようとしていることを知るだろう。わたしは一度イスラエルへと下り、その後そこから立ち去ったため、再びイスラエルに生まれることはできない。なぜならわたしの働きは全宇宙を導くからであり、さらに稲妻は東から西へとひらめき渡るからだ。だからわたしは東方へと下り、カナンの地を東方の人々にもたらしたのである。わたしは全地の人々をカナンの地へ連れて行きたいと願っている。それゆえ全宇宙を支配するため、カナンの地で声を発し続ける。現在、カナンの地以外のどこにも光はなく、すべての人々は飢えと寒さにさらされている。わたしはまずイスラエルにわたしの栄光を与え、その後それを奪い去って、後にイスラエルの人々を東方へ連れて行き、すべての人々を東方へと導いた。わたしは彼らをみな光へと導き、彼らが光と再会して光と交われるようにし、もう探し求めなくていいようにした。わたしは探し求めるすべての者が再び光を見られるようにし、わたしがイスラエルに示した栄光を目にできるようにするつもりだ。わたしがはるか昔に白い雲に乗って人々の間に降り立ったことを彼らに理解させ、無数の白い雲と豊かな果実を見せ、さらにイスラエルのヤーウェ神を目撃させよう。そして彼らに、ユダヤ人の先生であり、待望のメシアであり、歴代の王たちによって迫害されてきたわたしの完全な姿を見せよう。わたしは全宇宙に対して働き、偉大な働きを行い、わたしのすべての栄光と業を、終わりの日の人々に対して露わにする。そしてわたしの栄光に満ちた顔を、長年わたしを待っていた人々、わたしが白い雲に乗ってくるのを熱望してきた人々、わたしの再来を熱望してきたイスラエル、そしてわたしを迫害するすべての人間に対して、余すところなく示そう。それによって、わたしがはるか昔にわたしの栄光を運び去って東方へともたらしており、それがもはやユダヤにはないことを、すべての者が知るだろう。なぜなら、終わりの日はすでに到来しているからである(『神の出現と働き』「七つの雷が轟く――神の国の福音が宇宙の隅々まで広まることを預言」〔『言葉』第1巻〕)

それから姉妹はその内容について説明してくれました。「神の御言葉を読めばわかるのですが、終わりの日における神の働きと御言葉は、東方から走る稲妻なのです。『稲妻』は光であり、『光』は神の御言葉です。つまり、終わりの日に来臨される神は、人の子として受肉され、まず東方の中国に現れて働かれ、言葉を発して、勝利者の集団を作られます。それから終わりの日の神の福音は急速に西へと広がり、世界中のすべての人が終わりの日の神の救いを受けられるようになります。するとこのことがマタイによる福音書第24章27節に記されている『ちょうど、いなずまが東から西にひらめき渡るように、人の子も現れるであろう』という預言を叶えることになるのです。さらに言えば、終わりの日に神が働かれる時間は短く、まさに稲妻のようにあっという間に過ぎります。たった20年の短いあいだに、神の国の福音はすでに中国本土中に広がって、さらに世界の他の国々にまで広がりつつあります。東方閃電は神の御言葉と終わりの日の神の働きであり、神によって表された真理なのです。聖書で予言されたように、全能神は終わりの日に人の子として人間の前に現れられ、終わりの日に新たな働きをなさいます。終わりの日の神の働きを受け入れない者はみな、精霊の働きによって淘汰されるのです」。これを聞いて私はようやくわかったのです。東方閃電とは神の働きであり、神によって表された真理であり、終わりの日における神の現れなのだと!神がまず現れて働きを始められたのは中国という、無神論者が政治権力を握る国でした。その中国で神は人々の集団を征服し完全にして、勝利者にされたのです。それから西へ、そしてついには世界全体にまでもその働きを広げていき、すべての国のすべての場所から神によって選ばれた人々が終わりの日の神の働きを受け入れ、神の清めと救いを得ると、六千年にわたる神の救いの経営計画は完全に実現されます。それは神の知恵の現れではないでしょうか?神ご自身がこの奥義を明らかにする御言葉を発されたのでなかったら、私には決して理解できなかったでしょう!

姉妹のお話は続きました。「それなのにどの宗派の指導者も、神の現れと働きを目の当たりにしながら、探求もせずよく調べもしないばかりか、躍起になって神を非難し、抵抗し、冒涜したのです。全能神教会を中傷するデマを公然と拡散し、無神論者の中国共産党政府と手を結んで、全能神に従う者をヒステリックに威圧し、逮捕し、迫害しています。全能神の国の福音が広がるのを妨げ、終わりの日の神の働きを破壊し、信者を全能神のもとへ戻らせまいとしているのです。これはまさにローマ政府とユダヤ教の指導者たちが、主イエスに逆らい、罪を着せて十字架にかけたのと同じです。彼らはみなサタンのような悪魔で、真理を憎み神を憎み、神の敵となっています。彼らは、全能神によって発せられた御言葉はすべて真実であり、権威と力を持つことを知っています。そうした御言葉がひとたび世界に広まれば、真理を愛する人や神の現れを待ち望んでいた人はみな、全能神に帰依し崇めるでしょう。そうなったら、彼らに従う者は誰もいなくなります。そのため、人類を救う働きをすべく神がふたたび受肉されたので、無神論者の中国共産党政府と宗教界の反キリスト勢力は、神の働きを妨害し破壊しようと必死になっているのです。人々に真の道を求めさせまい、見出させまいと、ありとあらゆる卑劣な手段を使って人々を縛りつけ、欺いているのです。ちょうどあなたがネット上のデマを見て、神の働きを疑う心を芽生えさせたように。私たちみんなに神を疑わせることが、サタンの目的なのです。サタンが望んでいるのは、私たちが神を否定し、裏切り、神の救いを失ってサタンの支配下に戻ること、そしてそれによって人間を永遠に操り苦しめるという、その邪悪な目的を達成することです。神はこう述べられています。『神は働き、人を慈しみ、見守りますが、サタンは神をどの段階でもつけ回します。神が大事にする人が誰であれ、サタンも見ていてつけ回します。神がその人を求めると、サタンは持てる限りの力でどんなことでもして神を阻もうとし、隠された目的を達成するため、様々な邪悪な方法で神の業を試し、邪魔し、挫折させようとします。サタンの目的は何ですか。サタンは神に人間を誰も得て欲しくないのです。サタンは神が求めるすべての人を求め、占有して支配し、掌握してサタンを崇拝させ、サタンと共に邪悪なことを行わせたいのです。これはサタンの悪意に満ちた動機ではないですか(『神を知ることについて』「唯一無二の神自身 IV.」〔『言葉』第2巻〕)。私たちは神の御言葉に従ってサタンの策略を見抜かなくてはなりません。神の敵であり、人々が神のもとに戻るのを妨害するサタンの邪悪な本質を、はっきり認識しなくてはなりません。神に救われる機会を失わないためには、サタンが人間に取り憑き食い尽くそうとする邪悪な意図を見抜かなくてはならないのです」。神の御言葉を読み、姉妹の説教を聞いて、ああいうネット上のデマはすべてサタンに由来するものだということが、本当によくわかりました。あれは人々が真の道を調べて神のもとに戻るのを妨げるためにサタンが仕掛けた、罠であり落とし穴であったのです。もし私がそれを見極める力を持たないままだったら、サタンに捕えられていたでしょう。姉妹の交わりのおかげで私は、神の現れであり働きである東方閃電を正しく理解できました。今の私には、サタンのような邪悪な勢力である中国共産党政府と宗教界が、神を攻撃するために用いている卑劣な手段を見抜く能力があります。また、真の道は古代からずっと迫害されてきたことも理解しています。驚くことに、サタンの妨害がきっかけとなって私は神の働きをよりよく理解できるようになり、サタンを正しく見分けて退けることができるようになっていました。まさに、サタンのたくらみを土台にして神の知恵が実行されたのです。神様、ありがとうございます!

家に戻ると、私はネットで全能神教会の動画を見はじめました。神の御言葉の朗読や福音の映画だけでなく、賛美歌の合唱の動画も10本たて続けに視聴しました。そうした動画や映画が伝えていたのは、真理と、神の現れと終わりの日の神の働きを証しする内容ばかりでした。見ていると神の真性と美しさがわかり、神の義なる性質についてもいくらか知ることができました。神によって発せられた御言葉はすべて真理で、人々を本当に変え、清めて救うことができるのだとわかった私は、天の国への道を見つけられました。そして救いの望みを得たのです。後日義弟は、私が終わりの日の全能神の働きを受け入れたと知って、何度もやって来ては私を責め、自分の教会の信徒に加勢を頼むことまでして私を責めました。私を惑わせて全能神の信仰をやめさせようと、ネット上にある否定的な報道の受け売りを次々と聞かせたりもしました。けれども私はすでに全能神の働きを全面的に信じているので、そういうデマには一切動かされませんでした。振り返ってみれば、神のお導きによって私は真理を本当に理解できたのだとわかります。私はデマの足かせと呪縛を一つずつふりほどいて、真の道の礎を打ち立てたのです。私を救ってお守りくださり、神の家に入れるようお導きくださった神に感謝します!

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