531 人間はとても救いがたい

生涯にわたってこの道を歩み、真理を追求して人生を手に入れ、神を理解し、最後はペテロのように有意義な人生を送ろうとしている人はいません。ゆえに、人は途中で道を逸れて心の中に神の居場所をもたず、聖霊はもはやそのような人の中で働いていません。彼らは退化の道に足を踏み入れたのです。彼らが被ってきたすべての苦しみ、彼らが耳にしてきたすべての説教、彼らが信者だったすべての年月が無駄になってしまいました。それはかくも危険なことです!坂を下るのは簡単ですが、坂をのぼり、人が歩くべき正しい道を選ぶのは難しいことです。ほとんどの人は頭が混乱しています。正しい道と間違った道を区別できないのです。多くの説教を聞き、神の言葉を数多く読んで、人々は神が神であることを知っていますが、それでも神を信じません。それが真の道であると知りながら、依然としてその道を歩けません。人々に救いをもたらすのは何と難しいことでしょう!

『終わりの日のキリスト講話集』「神への信仰では、正しい道を選ぶことが何よりも重要である」(『言葉』第3巻)より編集

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