日々の神の御言葉: 神を知る | 抜粋 148

2020年8月8日

サタンはいかに科学を用いて人間を堕落させるか

科学とは何ですか。ほぼすべての人の考えにおいて、科学は威信のあるもので、深いものとみなされていませんか。(はい、そうです。)科学と言うと、「それは一般人には把握できなくて、科学研究者か専門家だけが触れることのできる話題だ。我々のような一般人とは何の関係もない」と人は感じませんか。しかし、関係はありますか。(あります。)サタンはいかに科学を用いて人間を堕落させますか。わたしたちは、人々が生活においてしょっちゅう遭遇すること以外の物事については話しません。遺伝子について聞いたことがありますか。この用語は皆さん、よく知っていますね。遺伝子は科学を通して発見されましたか。(はい。)人にとって遺伝子とは正確に何を意味しますか。遺伝子は、人体とは神秘的なものだと人に感じさせませんか。この題目に導き入れられると、もっと知りたい、あるいはもっと詳細が欲しいと思う、特に好奇心の強い人がいないでしょうか。好奇心の強い人たちは、この主題に全力を注ぎ、忙しくないときに書籍やインターネットで情報を調べ、さらに詳しく学ぼうとします。科学とは何ですか。はっきりと言うと、科学とは人間が好奇心をもっている物事、未知で神から人間に向けて語られていない物事に関する思想と理論です。科学とは、人間が探索したいと思う奥義の思想と理論です。科学の範囲とは何ですか。それはすべての物事を含むと言えますが、人間はどのように科学の仕事を行ないますか。研究を通してですか。それには、物事の細目や法則を研究し、疑わしい理論を発表することが含まれます。その結果、「この科学者たちは本当にすばらしい!よく知っていて、これらの事柄を理解するだけ十分な知識をもっている!」と誰もが思うのです。人々は科学者に大いに感服します。そうですね。科学の研究を行なう人々は、どのような意見をもっていますか。彼らは宇宙を研究し、自分の関心のある分野における神秘的な物事を研究したいのではありませんか。(そうです。)その最終的な成果は何ですか。科学には人が推測により結論を導き出す分野や、人の経験に依存して結論を出す分野があります。さらに、人の経験あるいは歴史的観察や背景の考察により結論を導き出す分野もあります。そうですね。(はい。)それでは、科学は人のために何をしますか。科学が人にするのは、対象物を物理的世界において見ることができるようにすることだけで、単に人間の好奇心を満たすに過ぎません。それは人間に神が万物を支配している法則を見せてはくれません。人間は科学に解答を見出しているようですが、その解答は不可解で、一時的な満足感、人間の心を物理的世界に閉じ込めることだけに役立つ満足感をもたらすだけです。人間は既に科学に解答を見出したと感じているので、どのような問題が起きようとも、科学的意見に基づいてそれを証明したり受け入れようとします。人間の心は科学に取りつかれたようになり、科学に魅惑されるあまり、もはや神を知り、神を拝み、万物は神から来て、解答を得るには人は神に向かうべきであると信じる心をもたなくなります。そうではありませんか。人が科学を信じれば信じるほど、人は愚かになり、全てに科学的な解決策があり、研究によって何もかも解決できると信じるのです。人は神を求めず、神の存在を信じません。長年神に従って来た人でさえ、気まぐれに細菌の研究を始めたり、問題の答えを求めて情報を調べたりします。このような人は、問題を真理の視点から検討せず、ほとんどの場合、科学的な見解と知識か問題解決のための科学的解答に頼りますが、神に頼らず、神を求めません。このような人の心に神はいますか。(いません。)科学と同じ方法で神について研究したい人さえいます。例えば、大洪水の後に箱舟がたどり着いた場所に行った宗教専門家が多くいます。彼らは箱舟を見ましたが、箱舟の外観に神の存在を見ないのです。彼らはただ物語と歴史を信じ、それが彼らの物理的世界に関する科学的研究の結果です。物理的なものを研究すれば、それが微生物学であれ、天文学であれ、地理学であれ、神が存在する、あるいは神は万物を支配するということを示す結果を見つけることは決してありません。そうですね。(はい。)では、科学は人に何をするのですか。それは人間を神から遠ざけるのではありませんか。科学は人が神について研究するようにしていませんか。科学は神の存在について人をますます疑い深くしているのではないのですか。(そうです。)では、サタンは人間を堕落させるためにどのように科学を用いたいのですか。サタンは科学的結論を用いて人を騙し麻痺させ、曖昧な解答を用いて人の心にしがみつき、人が神の存在を追及したり信じたりしないようにしたいのではありませんか。(その通りです。)ですから、これがサタンが人を堕落させる方法の一つであるとわたしたちは言うのです。

『神を知ることについて』「唯一無二の神自身 5」(『言葉』第2巻)より

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