587  人間への神の期待は変わったことがない

1  イサクを捧げるアブラハムに、神は誠実さと従順さを見、彼が神の試練に耐えたことを知り、アブラハムの誠実さと従順さを受け入れましたが、それでも神の心を知る者となり、神を知り、理解し、神の性質を知るのに相応しくはなかったのです。神と思いを同じくし、神の旨をなす者にはほど遠かったのです。そのため、神は心の中で依然寂しく不安でした。その寂しさと不安が増せば増すほど、神はできるだけ迅速に自身の経営を続け、また経営計画を全うして自身の旨を一刻も早く成就させるべく、人々の集団を選んで自身のものとする必要がありました。それは神の切実な願いであり、初めのときから今日まで変わりません。

2  最初に人を創ったときから、神は勝利者の集団、つまり神とともに歩み、神の性質を認識し、知り、理解することのできる集団を切望してきたのです。神のこの願いは一度も変わったことがありません。どれほど待たなければならないとしても、その行く手がいかに困難でも、また神の切望する目標がどれほど遠くても、神は人間に対する期待を変えたり諦めたりしたことはありません。

『神を知ることについて』「神の働き、神の性質、そして神自身 II.」(『言葉』第2巻)より編集

前へ: 586  神は御心を行うできる者を切望している

次へ: 588  人間は神の善意を理解しない

信仰上の悩みや疑問がありましたら、いつでもご連絡ください。

関連記事

905  神が行うすべてのことは義である

1  神についての認識とは、人間のものの見方をもとに、神とはどのようなものかを言うことではありません。人間のものの見方の中に真理はないのです。神の本質は何か、神の性質は何かを、あなたは理解する必要があります。神が行なったこと、あるいは神が取り扱ったことの結果と…

111  神と正常な関係を持つことが重要

1  何をするにあたっても、常に自分の意図が正しいかどうかを吟味しなさい。あなたが神の求めに従って行動できるなら、あなたと神との関係は正常である。これが最低限の基準である。自分の意図を吟味した結果、間違った意図が出てきた場合は、それに背を向け、神の言葉に従って…

155  神を真に愛する者を神は完全にする

1  今、神は一種の人々の集団、つまり神と協力することに努め、神の働きに従うことができ、神が語る言葉は真実だと信じ、神の要求を実践できる人から成る集団を獲得することを望んでいる。このような人は、心の中に真の認識を有している者たちであり、完全にされることができ、…

設定

  • 文章
  • テーマ

単色

テーマ

フォント

文字サイズ

行間

行間

ページ幅

目次

検索する

  • 表示テキスト内検索
  • 全文検索