536 真理を追求しない者は最後まで従えない
神が人々の中で行なう働きはおもに、彼らが真理を得られるようにすることである。あなたに真理を追求させるのは、あなたを完全にするためであり、それはひとえに神によって用いられるのにふさわしくするためである。あなたが今追い求めているのは奥義を聞くこと、神の言葉に耳を傾けること、自分の目を楽しませること、そして何か目新しいことや動向があるかと周囲を見回し、そうして自分の好奇心を満足させることだけである。それがあなたの心にある意図であれば、あなたに神の要求を満たす術はない。真理を追い求めない者は最後まで付き従うことができない。現在、神が何もしていないというのではなく、むしろ人々が神の働きに飽きてしまい、そのため神に協力していないのである。そのような人は、神が祝福を授けるために語る言葉を聞くことしか望まず、神の裁きと刑罰の言葉を聞こうとはしない。その理由は何か。祝福を得たいという人々の願望が満たされておらず、それゆえ消極的になって弱っている、というのが理由である。人々が神に付き従うのを神がわざと許さないというのではなく、神が人類に対して意図的に打撃をもたらしているというのでもない。人々が消極的になって弱っているのは、ひとえに彼らの意図が正しくないからである。神は人にいのちを与える神であり、人を死に追いやることはできない。人々の消極性、弱さ、そして後退はどれも、彼ら自身の行ないによって引き起こされるのである。
『神の出現と働き』「あなたは神への忠誠を保たなければならない」(『言葉』第1巻)より編集