560 どのようにして人間の本性を認識すればよいか
1 人の本性を知ることについて言えば、最も重要なのは人の世界観、人生観、価値観からそれを見ることです。悪魔に属する人はみな、自分自身のために生きています。その人生観と座右の銘は、おもに「己を怠る者は、天罰を受け地が滅ぼす」のようなサタンの言い回しから来ています。この世の魔王や偉人や哲学者の語る言葉が、まさに人のいのちになってしまったのです。特に、中国人に「聖人」として喧伝されている孔子の言葉のほとんどが、人のいのちとなっています。また、仏教や道教の有名なことわざや、様々な有名人物のよく引用される古典的な言葉もあります。これらはみな、サタンの哲学とサタンの本性の骨子です。これらはまた、サタンの本性を最もよく描写し、説明するものでもあります。
2 人の心に染み込んだこのような毒は、みなサタンから来ています。神から来ているものなど、そこにはひとかけらもありません。そのような嘘やたわ言は、神の言葉と正反対でもあります。肯定的な物事すべての現実は神から来るものであり、人を毒する否定的な物事はすべてサタンから来るものだということは、まったくもって明らかです。したがって、人の本性と、その人が誰に属しているのかは、その人の人生観と価値観から見極めることができるのです。人類はサタンによってあまりに深く堕落させられてきました。サタンの害毒がすべての人の血に流れており、人の本性は目に見えて堕落し、邪悪であり、反動的であり、サタンの哲学に満ちています。それは完全に神を裏切る本性です。人が神に抵抗し、神と敵対するのはそれが理由です。
『終わりの日のキリスト講話集』「どのようにして人間の本性を知ればよいか」(『言葉』第3巻)より編集