205  悲惨な世界への哀歌

1

時の中を漂い、一生が過ぎていく。月年がひとつの夢のようにめぐる。

名声や富のために奔走し

肉のもののために命を費やし、真理のためには何も為されなかった。

毎日、毎月、毎年、このように時が過ぎていく。

神自身の苦しみや、神の大いなる素晴らしさなど考えたこともない。

ただ虚しい日々を無為に過ごすだけ。たった1日さえ神のために生きたこともない。

神の口に笑みを浮かばせることも一度もなく、空虚で、これといって何もない。

誰が神の心を理解したのだろう?

誰が神と生と死を分かち合えるのだろう?

誰が神の全ての言葉を大切にしただろう?

誰が自分の全てを神に捧げただろう?

春の花がいつ咲くことを止めるだろうか?

真の愛はここに、この世界にある。

喜びや悲み。上がったり下がったり。季節はめぐる。ずっとずっと。

来る年も来る年も神は見捨てられている。何と悲惨な世界だ!


2

人には家がある。憩いの場所がある。しかし神には枕する所もない。

自分を捧げたのはいったい幾人だろう?神はもう十分寒さや 

全世界の苦しみに耐えられた。理解への険しい道に。

神は、人のために心配し、彼らの間でせわしく、たゆまず働き続ける。

季節は移り変わるが、神は全てを人間のために捧げ尽くす。

誰が神の御心を理解するのだろう?誰が神に慰めの言葉をかけただろう?

人は神に要求ばかりする!一度も神の御心のことを思わない。

楽しく家族と過ごすが、なぜ神に涙させるのだろう?

春の花がいつ咲くことを止めるだろうか?

真の愛はここに、この世界にある。

喜びや悲み。上がったり下がったり。季節はめぐる。ずっとずっと。

来る年も来る年も神は見捨てられている。何と悲惨な世界だ!

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