2 神の国の讃歌
(Ⅱ)神が来た、神が治める
この美しい瞬間、心躍る時に
天と地の万物は讃美を歌う
心躍らぬ者や喜ばない者や泣かない者がいようか
空は古い空ではなく神の国の空
地は以前の地ではなく聖なる地
豪雨が去り、汚れた古き世はすべてが変わる
山々も水も人びとも変わる
全てのものは変わる
静かな山よ、神のため踊れ
よどんだ水も流れよ
まどろむ人も起きて追え
神が来た、神が治める
みな神の顔を見て 神の声を聞き
そして神の国で生きていく
何と甘美で素晴らしく 忘れがたいのか
神の燃えるような怒りの中で
赤い大きな竜はもがく
神の威厳ある裁きにより悪魔は正体を現す
神の厳しい言葉で人は恥じ隠れようとする
神をあざけり、自分を誇示し
神に逆らったことを思い出し
みな泣いて悔やむ
全宇宙は涙で一杯になり
比類ない喜びと笑いで溢れる
小雨はぱらぱらと降り、大雪は吹雪く
雲は空を漂い 海は沸き立つ
人は悲喜こもごもで
笑いと涙と歓声が混じる
みな忘れたようだ 霧雨の春か
花咲く夏か 豊かな実りの秋か
寒さに凍る冬か 誰も知らない
神の子たちは手を振り 人々は踊る
天使たちは働き 人々を牧する
地の人々は働き 生き物は増え広がる
空は古い空ではなく神の国の空
地は以前の地ではなく聖なる地
豪雨が去り、汚れた古き世はすべてが変わる
『神の出現と働き』「全宇宙への神の言葉、神の国の賛歌」(『言葉』第1巻)より編集