312 神は真面目にキリストに仕える者だけを称賛する
1 あなたがたは神に喜んでもらうことを切望するが、神から遠く離れている。何が問題なのか。あなたがたは神の言葉こそ受け入れるものの、神の取り扱い、神の刈り込みは受け入れず、まして神の采配の一つ一つを受け入れること、神を完全に信仰することなどできない。ならば何が問題なのか。つまるところ、あなたがたの信仰とは、ひよこが生まれることのない空っぽの卵の殻なのである。あなたがたの信仰は真理をもたらすこともいのちも与えることもなく、代わりに支えと希望という錯覚を与えてきた。
2 この支えと希望という錯覚こそが、あなたがたが神を信じる際の目標であり、真理やいのちが目的ではないのである。だからこそわたしは、あなたがたの神への信仰の流れが、盲従と無恥によって神の機嫌を取ろうとする行為以外の何物でもなく、決して真の信仰と見なすことはできない、と言うのである。このような信仰からどうしてひよこが生まれようか。言い換えれば、このような信仰が何を成しうるだろうか。あなたがたが神を信じる目的は、自分の目標を達成するために神を使うことである。これは神の性質に背いたことを表すさらなる事実ではないか。
3 あなたがたは天の神の存在は信じ、地上の神の存在を否定するが、わたしはあなたがたの見方を認めない。わたしは地に足を着け地上の神に仕える人だけを賞賛し、地上のキリストを認めようとしない人は決して賞賛しない。そのような人は、どれほど天の神に忠実であろうとも、最後は悪人を罰するわたしの手から逃れられない。このような人は悪人である。彼らは神に敵対し、キリストに喜んで従ったことのない邪悪な者たちである。無論、キリストを知らない者、さらにはキリストを認めない者もみなこれに含まれる。
『神の出現と働き』「どのように地上の神を知るか」(『言葉』第1巻)より編集