74  ペテロのイエスに関する認識

1  ペテロは何年にもわたりイエスに従い、他の人にはない多くのことをイエスに見た。生活において、ペテロはイエスのすることすべてを基準にして自己を評価した。イエスの説教は特にペテロの心に刻まれた。ペテロはイエスに徹底的に献身して忠実であり、決してイエスに対する不平不満を口にしなかった。そのため、彼はイエスが行く先々で忠実な同伴者になった。ペテロはイエスの教え、イエスの穏やかな言葉、食べ物、着る物、宿、旅の仕方を観察した。ペテロはあらゆる点でイエスを見習った。ペテロは決して独善的になることなく、時代遅れのことをすべて投げ捨てて、言動においてイエスの例に従った。

2  天地万物は全能者の手の中にあるとペテロが感じたのはその頃で、そのため、彼は個人的な選択をしなかった。ペテロはまた、イエスという存在のすべてを吸収し、それを見本とした。生活を通して、イエスが行動において独善的ではなく、自慢するどころか、人を愛によって動かすことが見て取れた。さまざまなことがイエスという存在を示し、そのためペテロはあらゆることにおいてイエスを見習ったのである。この経験により、ペテロはますますイエスの素晴らしさを感じた。

3  彼は次のように言った。「わたしは全宇宙で全能者を探し求め、天地万物のふしぎを見た。それゆえわたしは全能者の素晴らしさを深く実感した。しかし、これまでわたしは心に純粋な愛を抱いたことはなかったし、全能者の素晴らしさをこの目で見たこともなかった。今日、わたしは全能者から好意的に見られ、ついに神の素晴らしさを感じた。人類が神を愛するようになるのは、神が万物を創造したからだけではないことが、ようやくわかった。日常生活の中で、わたしは神の無限の素晴らしさを見つけた。それがどうして現在見えることだけに限られるだろうか」。

『神の出現と働き』「『全宇宙への神の言葉』の奥義の解釈、ペテロの一生」(『言葉』第1巻)より編集

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