243  神はこの一団の人々を完成させようと決心していた

1  人間の中で、神の差し迫った心理を理解している者はほとんどいない。人間の素質があまりに劣り、霊が極めて鈍感なので、誰一人として神が何をしているかに気をつけることも、注意を払うこともしていないからである。そのため、人の野蛮な性質が今にも突出するとでもいうように、神は人について絶えず不安を覚えている。そのことから、神の地上への到来は極めて大きな試みを伴っていることが、よりいっそう明確にわかる。しかし、神は人々の一団を完全にすべく、栄光に満ち溢れ、人に何も隠すことなく、すべての意図を告げた。

2  神はこの一団を完全にしようと堅く決心してきた。従って、いかなる困難や試みが来ようと、神は目をそらしてそのすべてを無視する。神は、いつか自分が栄光を得るようになった時、人は神を知ると堅く信じて、また、人が自分によって完全にされた時、神の心をすべて理解するだろうと信じて、静かに自分の働きを行なう。目下のところ、神を試みたり、誤解したり、責めたりする人々がいるだろう。神はそうしたものを何一つ気にしない。神が栄光の中に降り立つ時、人々はみな、神が行なうすべてのことは人類の幸福のためだと理解し、また誰もが、神が行なうすべてのことは、人類がよりよく生存できるようにするためだと理解するだろう。

『神の出現と働き』「働きと入ること(4)」(『言葉』第1巻)より編集

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