トマスの逸話は後世への警告

主がトマスの前に現れた時に述べた、聖書に記されているこの言葉は、恵みの時代のあらゆる人々にとって大いに役立つ。主がトマスのところへ来て述べた言葉は、その後何世代にもわたる人々に極めて大きな影響を与え、その言葉には永遠の意味がある。トマスは、神を信じつつ、神に疑念を抱いている信者の代表的存在である。こうした人々は疑い深い性格であり、悪意があり、不忠であり、神が成し遂げることの出来る業を信じていない。こうした人々は神の全能性や支配を信じず、受肉した神を信じていない。しかし、主イエスの復活は、こうした人々に対する顔面の平手打ちのような衝撃であり、こうした人々が抱く疑念について気づき、認識し、自らの不忠を認め、よって主イエスの存在と復活を心から信じるようになる機会でもあった。

トマスに起こった出来事は、その後の世代の人々がトマスのように疑念を抱いたならば、闇へと落ちるであろうから、疑念を抱くことを避けるように、という警告であった。あなたが神を信じていながら、トマスのように常に主のわき腹や釘あとに触れ、神が存在するかどうかを憶測し、確かめることを望むのであれば、神はあなたを見捨てるであろう。そうしたわけで、主イエスは人々に対し、自分の目で見ることのできる物だけを信じたトマスのようにならず、純粋で正直な人間となり、神に対して疑念を抱かず、神を信じて付き従うことを要求している。このような者は祝福されている。これは主イエスの人々に対する僅かな要求であり、また主に付き従う者に対する警告でもある。

『言葉は肉において現れる』の「神の働き、神の性質、そして神自身 3」より編集

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