721 神に従わない者は神に敵対する

1 どうして神を信じるのか。ほとんどの人はこの質問に戸惑う。そのような人は実際の神と天の神について、常に二つのまったく異なる観点をもっている。そのことは、彼らが神を信じるのは神に従うためではなく、何らかの恩恵を被るため、あるいは災難がもたらす苦しみから逃れるためであることを示している。そのときだけ、彼らは多少従順になる。その従順さは条件付きであり、彼ら個人の将来的な見込みのためであって、彼らに押し付けられたものである。あなたの信仰が神への従順という基礎の上に築かれたものでないならば、あなたは神に反抗した咎で最終的に懲罰される。

2 自分の信仰において神への従順を求めない者はみな神に反抗する。神は、人々が真理を求め、神の言葉を渇望し、神の言葉を飲み食いし、それを実行に移し、それによって神への従順に達することを求めている。これがあなたの真意ならば、神は必ずやあなたを引き上げ、必ずやあなたに対して恵み深くなる。このことに疑問の余地はないし、変わることもない。あなたの意図が神に従うことではなく、何か他の目的があるならば、あなたのあらゆる言動、すなわち神の前での祈り、さらにはあなたの行動の一つひとつでさえ、それらは神に反抗するものである。

3 あなたは穏やかな話し方と温厚な振る舞いをし、あらゆる行動や表現が正しいものに思われ、神に従う者のように見えるかもしれないが、あなたの意図と神への信仰に関する見解について言えば、あなたが行なうことはどれも神に反しており、悪である。表面上は羊のように従順に見えるものの、心に邪悪な意図を抱いている人々は、羊の皮を被った狼である。このような人は直接神を犯し、神は彼らを一人として容赦しない。聖霊は彼らを一人残らず暴露し、あらゆる偽善者は必ずや聖霊に忌み嫌われ、拒絶されることを万人に示す。心配しなくてもよい。神はそのような人間を一人残らず処理し、一人ひとり処分する。

『神の出現と働き』「神への信仰において、あなたは神に従うべきだ」(『言葉』第1巻)より編集

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