204 全ての国々が全能神を礼拝する
1 終わりの日の神の働きは、天の神が地上で人々の間で生きていることを人に見せることであり、また人が神を知り、神に従い、神を畏敬し、神を愛することができるようにすることである。これが神が再び肉に戻った理由である。今日人が見るものは人と同じ姿の神、一つの鼻と二つの目を持つ神、目立たない神であるが、最終的には神はあなたがたに次のことを示すだろう。この人の存在がなければ、天と地は膨大な変化にさらされ、この人の存在がなければ、天は薄暗くなり、地上は混沌に陥り、全人類は飢饉と疫病の中で暮らすことになるということを。終わりの日における受肉の神による救いがなければ、神はずっと前に全人類を地獄で滅ぼし尽くしていたはずであるということを、神はあなたがたに示すであろう。またこの肉の存在がなければ、あなたがたは永遠にずっと罪人のかしらと死体のままであろうということを神は示すであろう。
2 この肉の存在がなければ全人類は避けることのできない災難に直面し、終わりの日の神の人類への一層厳しい懲罰から逃れることはできないことをあなたがたは知るべきである。この普通の肉の誕生がなければ、どのように求めようとも、あなたがたにはみな生も死も到来しない状態に陥るだろう。この肉の存在がなければ、今日、あなたがたは真理を受け取り神の玉座の前に来ることもできないだろう。それどころか、あなたがたの深い罪ゆえに罰せられるだろう。あなたがたは知っているか。神の肉への再来がなければ、誰にも救いの機会はないのである。また、この肉が来なければ、神はずっと以前に古い時代を終わらせていたはずである。神が肉の中で生きている故に、あなたがたにも生きる機会がある。このすべての恩恵はこの普通の人の故に獲得されたのである。
3 最後にはすべての国々はこの普通の人を礼拝し、この取るに足りない人に感謝し、従うだろう。全ての人類を救い、人と神の対立を和らげ、両者の距離を縮め、神と人の考えをつなげたのは、この人がもたらした真理、いのち、道だからである。一層大きな栄光を神にもたらしたのもこの人である。このような普通の人は、あなたの信頼や敬愛を受けるに値しないだろうか。このような普通の肉はキリストと呼ばれるに相応しくはないだろうか。このような普通の人が人々の間で神の表出となれないことなどあろうか。人類が災難を免れる手助けをするこのような人は、あなたがたに愛され、あなたがたが抱きしめる価値がないなどということがあろうか。最後にはすべての国々はこの普通の人を礼拝し、この取るに足りない人に感謝し、従うだろう。
『神の出現と働き』「あなたは知っていたか。神が人々のあいだで偉大な業を成し遂げたことを」(『言葉』第1巻)より編集