614  真理だけが人の心を安らげる

1  ここまで交わってきた神の性質、および神が所有するものと神そのものは、どちらも真理です。その価値を物質的な物事で計るのは不可能であり、またそれがいかに貴重でも、その価値を金銭で数量化することもできません。なぜなら、それは物質的なものではなく、各人の心が必要とするものを満たすものだからです。神による救いを経験する過程において、性質の変化を追い求めながら、神の旨を理解することも、真理とは何かを知ることもなく、神の性質を知らなければ、あなたは極めて不安に感じませんか。心の飢えと渇きを強く感じませんか。そうした感覚によって心の安息が妨げられはしませんか。では、こうした心の飢えを解消するにはどうすればよいですか。

2  無力感を覚えたとき、あるいは真理や神の旨を実際に知ることができるよう、神の啓示を得たいと渇望するとき、あなたに一番必要なものは何ですか。大量の食事でも二、三の優しい言葉でもなく、ましてや束の間の慰めでも肉の満足でもありません。あなたに必要なのは、自分がすべきことは何か、それをどうすべきか、そして真理とは何かを、神から明瞭に直接伝えてもらうことです。ほんの少しでもそれを理解したら、良い食事を食べたときよりも心の中で満足感を覚えませんか。心が満たされたとき、心と自分の存在全体が真の安らぎを得られるのではないですか。

3  この文章が意味するのは、神から生じるもの、神が所有するものと神そのもの、および神に関する一切のことは、他の何より偉大だということです。そこには、あなたがそれまで最も貴重だと信じていた物事や人も含まれます。つまり、神の口から言葉を得られなかったり、神の旨を理解できなかったりすれば、その人は安らぎを得られないのです。神が行なうことはどれも真理であり、いのちです。この真理は人間のいのちに不可欠なものであり、それなしで生きることは決してできません。また、それは最も偉大なものだとも言えるでしょう。真理は見ることも触れることもできませんが、あなたに対する重要性を無視することはできません。それはあなたの心に安らぎをもたらす唯一のものなのです。

『神を知ることについて』「神の働き、神の性質、そして神自身 III.」(『言葉』第2巻)より編集

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