気をつけて! 反キリストはあなたのそばに!

2023年7月12日

2021年3月、終わりの日の全能神の御働きを受け入れました。全能神の御言葉を多く読み、兄弟姉妹との集会にも頻繁に参加し、間もなく班長になりました。そんな時、教会でクラウディアに出会ったんです。全能神を信じ始めて1年半ほどになること、今は潤し役の執事になり、多くの集会班を管理していること、兄弟姉妹を潤し支えるのが得意なことを話してくれました。とても人あたりが良くて、毎日挨拶してくれて、全能神の御言葉を聞かせてくれたので、私のことを気にしてくれてると思い、うれしくなりました。こんなふうにも言われました神を信じて日が浅い私が1人で班長の役目を負うのは荷が重い、御言葉を理解していなければ、間違いを犯しやすいので集会を開く時は自分に連絡するようにと。それを聞いて、とても不安になり、間違いを犯すことが怖くなったので、集会を開く時は必ず彼女に連絡しました。彼女は交わりが上手だと思ったし、1人ではできないから助けが必要だと考えたんです。一度、集会を休みがちな姉妹を助けようとした時、クラウディアに言われました。「信仰歴が浅くて物事をよく知らない人が、1人で新人を助けるなんて無理。私があなたをサポートして、指導してあげる」と。もっといろいろ教えてあげると言われて、とてもいい姉妹だと思ったんです。困った時はいつも助けにきてくれましたから。

その後、教会が新しい指導者と執事を選ぶことになりました。選挙の前にクラウディアに言われたんです。「上の指導者は集会での交わりがうまくないの。反対して、抵抗しなきゃ。あの人に指導者を続けさせるわけにはいかないわ。物事をうまくできないのは、彼女が偽者だからよ。そういうことに気づいたら、報告してね。報告しなければ神を裏切ることになるわ」と。私は「指導者に問題があるようには思えません。あなたが言うようにはできないし、自分が知らないことは言えません」と返しました。でも彼女は「私は1年半も教会で働いているから、指導の仕方はわかっているのに、上の指導者は私を指導者にしてくれないの。だから選挙では反抗しなきゃ。指導者に選ばれるにはそれしかないわ」と言うんです。間違っていると思いました。指導者はなりたくてなれるものじゃない。原則に基づいて兄弟姉妹が選ぶものだし、たとえ選ばれなくても神の采配に従うべきです。それから間もなく、私は執事に選ばれました。クラウディアはそれを知って腹を立て、指導者たちは間違っていると言い出したんです。こうも言われました。「あなたは新人で、何もわかっていないのに、どうして執事に選ばれたの?」と。それを聞いて、どうすればいいかわかりませんでした。本分を断りたくないけど、うまくできなかったらどうしよう。とても迷いました。

その後、クラウディアは教会の執事や班長、そして私を呼び出しました。10人余りの人が集まったのですが、このことは指導者には内緒だと言われたので、なぜかと聞いたんです。彼女は言いました。「皆にいろいろと教えたくて班をつくったの。もっと多くの真理を理解して、本分をうまく尽くせるように指導してあげるわ。この班は指導者とは関係ない。私の善意でやっているのよ」と。その時は、クラウディアは何ていい人なんだろう、いつも皆を助けようとしてくれる、と思いました。だから、「よし、私たちのためなんだから、指導者には言わないでおこう」と思いました。その後、クラウディアはその班で、指導者たちはまるでだめ、働きのやり方をわかってないとか、全員が偽指導者だとか、私たちは分別つけなければとか、そんなふうに言うんです。それは事実じゃないと思いました。指導者は愛にあふれ、私たちが御言葉を理解し本分を尽くせるように助けてくれます。彼女が言っていることは間違っていました。その時、兄弟の1人が反論しました。「あなたの言っていることは事実ではないし、間違っている」と。でもそれを聞いたクラウディアは激怒し、その兄弟と口論になりました。そして、その兄弟ともう1人の姉妹が班を抜けました。私は、クラウディアに話をしてみたんです。「指導者のことを陰で悪く言うのは良くないわ。あの兄弟に指摘された時、どうして腹を立てたの? どうして言い返したの?」と。でも彼女は受け入れないどころか、怒り始めたんです。その後、私もその班を抜けました。

それから、驚いたことに、同労者との打ち合わせでも、毎回指導者の文句を言うようになったんですある打ち合わせでは、執事を説き伏せて班全体としてこんなメールを送らせました。教会指導者のノエリアがいい仕事をしておらず、兄弟姉妹の問題を解決できないし、班長を育てようともしていない。彼女は指導者の地位を他の人に譲るべきだと。上の指導者からは、「ノエリアはしばらく体調が悪く、働きが進まなかったのは確かだが、いつもは責任をもって本分を尽くしている」という返答がありました。でもクラウディアはひきさがりません。「指導者なんだから、私たちよりも努力すべきだわ」と言って、こんなメールを送りました。「私は教会の働きを守っています。本分を適当にこなしているだけで実際の働きをしてないと言われ、指導者から取り扱いを受けた時は、とても傷つきました。でも私の心は神が知っています。そのうちすべてが明らかになるでしょう」と。その後もクラウディアは、私たちの教会はダメだ、指導者たちは偽者だ、他の教会で本分を尽くしたいと言い続けました。集会で彼女がそう言うのを聞いて、私はいつも思っていました。これは良くないし、間違っている、みんなが落ち着いて御言葉について考えられなくなっていると。とても悪い状況だと思ったし、嫌な雰囲気になっていました。教会は神を敬い、崇め、兄弟姉妹がみんなで御言葉を飲み食いする場所のはずなのに、それがすべてめちゃくちゃになっていました。上に報告しようと思いましたが、もしクラウディアに知られたら、私はどう思われるだろう、私が噂を広めていると思うかもと心配になった。誰も傷つけたくなかったので、何も言いませんでした。その後、またクラウディアが来て、教会指導者は偽者だから、みんなで立ち上がって反抗しようと言うんです。その時、分別が欠けていた私は、どうしていいかわからず、とても悩みました。そしてこのことを神に告げ、祈り、神の導きを求めました。そして、全能神の御言葉を読みました。「わたしの前に心を据えることに全力を尽くしなさい、そうすればわたしはあなたを慰め、平安と幸福を与える。他人の前でどうにかなろうと努めてはならない。わたしを満足させることのほうが、価値と重みがあるのではないか。わたしを満足させるほうが、恒久的な生涯続く平安と幸福に一層満たされるのではないか」(『神の出現と働き』「キリストの初めの言葉、第十章」〔『言葉』第1巻〕)。これを読んでわかりました。クラウディアが教会の生活を乱しているのを知りながら報告できなかったのは、自分のイメージや地位に影響が出たり、人を傷つけたりするのが怖かったから。教会の生活を守らなければサタンの味方になるなんて、考えもしませんでした。それは神が忌み嫌うことです。心の平穏や喜びを失い、痛みを苦しみの中にいたのは、私が真理を実践していなかったからでした。人間関係を守ることをやめて、御言葉に従って実践し、教会の生活を守るべきだと思いました。ある日、上の指導者に聞かれたんです。集会でのクラウディアの言動をどう思うかと。だから私は、「彼女の行動は間違っています。教会ではあってはならないことです」といい、クラウディアの他の言動についても報告しました。

その後、教会指導者がクラウディアについて交わりを持ってくれて、そこでこの御言葉を読みました。「騙すことと丸め込むことは、意味は似ていますが、本質と手段が異なります。『騙す』とは、作り事を使って人に誤解させ、それを真実だと思い込ませることです。『丸め込む』とは、ある特定の手段を使って人に言うことを聞かせ、自分と同じ道を歩ませることで、その動機は非常に明白です。騙すことや丸め込むことは、人を惑わせるという目的にかなった話をすることです。人が完全に正しいと思い、簡単に受け入れられるような話をすることで、人が自分では気づかないうちに話し手を信じて付き従い、話し手と一致し、それにより話し手を取り巻く手下となるのです。つまり、人をある標的となった集団から引き離し、自分の陣営に引き込むことです。要するに、反キリストによるそのような方法を受け入れた人は、反キリストを信じ、反キリストに従うようになります。そしてその後は、反キリストの言うことなら何でも受け入れ、従うようになります。自分でも気づかないうちに、反キリストに付き従うようになるのです。これは騙されていることになりませんか。反キリストには、人を騙し、丸め込むという目的を果たすため、人に近づいたり話したりするのに特定の手段を用いる人がいます。その結果、教会の中に派閥や分派、小集団が出来ます。……このようにして、反キリストは少しもためらうことなく人を騙し、丸め込み、派閥や分派を作るのです。反キリストはこのような手段を使って教会を分裂させ、支配します。その目的は何ですか。(独立した王国をつくることです。)独立した王国をつくることの本質は何ですか。それはキリストに敵対し、神の選民を無理やり手中におさめ、自分を神と対立させることです。これは神に匹敵しようとする試みではありませんか。(そうです。)まさにその通りなのです」(『反キリストを暴く』「第5条 彼らは人を騙し、引き入れ、脅し、操る」〔『言葉』第4巻〕)。指導者は御言葉を使ってクラウディアの言動について交わりました。彼女はよく皆の前で、自分が多くの真理を理解していて、指導者や執事の働きができると証しをします。それで多くの新人を騙し、自分を崇めさせます。また、彼女が指導者じゃないのは不当だと言います。彼女が執事だった時、いつも適当にこなし、実際の働きをしていなかったので、彼女が潤しをした新人は集会を休みがちでした。上の指導者が問題について彼女と交わった時も、自分を反省するどころか、不当に扱われていると主張し、神は自分の心を分かっていると言い張りました。さらに、教会では名声や利益を求めて争い、指導者に選ばれなかった時は、選ばれた指導者は経験が浅くて働きができないと言いふらしました。上の指導者が、指導者を選ぶ原則について彼女と交わりをもち、真理を求める優れた人間性を持った人が選ばれるのであって、経験が長いから選ばれるわけじゃないと伝えても、まったく受け入れずに、こっそり自分のグループを作って、自分に近い人だけで自分の周りを固めて、そこで上の指導者は働きの采配ができないと主張して、指導者と兄弟姉妹の対立をさせただけでなく、何人かの執事を言いくるめて、新しい指導者を攻撃させて、役を退かせようとさえしました。彼女のせいで教会は大きく混乱し、働きが正常に進まなくなってしまいました。クラウディアは、わざと教会生活を乱し、教会を分裂させる反キリストでした。指導者の言うことを聞いても、すんなり受け入れられませんでした。信じられなかった。まさかクラウディアが反キリストだったなんて。普段はいい人そうだったし、いつも人助けに熱心だった。間違ったこともしたけど、それだけで反キリストにされるの? 悔い改める機会を与えることはできないの? そう考えた後、神に祈りを捧げ、神の御旨を理解し、クラウディアの正体を見抜けるよう導きを求めました。

指導者が御言葉を使って、反キリストの言動の意図と目的について交わってくれて、それでやっとクラウディアがどんな人かわかったんです。神の御言葉にこうあります。「反キリストの振る舞いの本質は、地位を獲得し、人々を説き伏せて自分に従わせ、敬わせるという目標を達成すべく、常に様々な手段や方法を用いているということなのです。心の奥で人間を巡って故意に神と争っているわけではないかもしれません。けれども、一つ確かなことがあります。つまり、たとえ人間を巡って神と争っていなくても、やはり人のあいだで地位と権力を持ちたがっているということです。自分が地位を巡って神と張り合っていることに気づき、自分をわずかに抑える日が来たとしても、なおさまざまな手段を使って地位と威信を追い求めます。他者の承認と称賛を勝ち取ることで正当な地位を確保できると、心の中ではっきりわかっているのです。つまり反キリストのなすことはすべて、一見すると本分を尽くしていることで成り立っているように見えますが、その成り行きは、人を騙し、自分を崇めて付き従うようにさせることです。その場合、そのように本分を尽くすことは、自分をほめそやし、自分の証しをすることです。人を支配し、教会で地位と権力を得るという彼らの野心は決して変わらないのです。これは正真正銘の反キリストです。神が何を言おうと、何を行なおうと、そして人々に何を求めようと、反キリストは神の言葉や要求に沿う形で義務を果たしたり、本分を尽くしたりせず、神の発する言葉と真理、および真理の意味をわずかながら理解しても、権力や地位の追求を諦めません。彼らの野心と願望はそのままで、それらがやはり彼らの心を占め、その存在全体を支配し、言動と思考を指揮して、自分が歩む道を決定します。これが正真正銘の反キリストです」(『反キリストを暴く』「第5条 彼らは人を騙し、引き入れ、脅し、操る」〔『言葉』第4巻〕)。指導者はこう言いました。「反キリストを暴く御言葉から、反キリストは地位のため、そして自分の権力欲を満たすために神を信じていることがわかります。地位を得るために、彼らは自分をよく見せようとし、人からの尊敬や賞賛を集め、自分の派閥を作って教会を分断させることもあります。反キリストの言動を基に、クラウディアについて考えてみましょう。潤し役の執事になってから、ずっと指導者になりたがり、兄弟姉妹に認められて、指導者に選んでもらえるように、自分をよく見せるために、自分は長い間神を信じていて、たくさんの班を指導し、働きの経験もあり、多くの真理を理解していると言いました。また、何も理解していないと言って新人を攻撃して、本分をうまく尽くすためには自分の助けがいると言い張ったので、何人かは彼女を崇め、従うようになりました。そして教会の中で、自分より後に信仰に入った人が指導者や執事に選ばれると、不満を覚え、彼らは偽指導者だと教会中に言いふらして、指導者を排除するよう周囲をけしかけ、自分が指導者に選ばれるよう、彼らのサポートを求め、自分の言うことを聞かせました。そして何人かの人を言いくるめ、新しい指導者を攻撃させ、非難させたので、新しい指導者がすっかり消極的になってしまいました。教会は御言葉を飲み食いし、神を崇めるための場所なのに、クラウディアが不和を招いて、皆の邪魔をしたので、兄弟姉妹が正常な教会生活を送れなくなりました。地位を得るためなら手段を選ばないクラウディアは、非常に陰険で邪悪な本性と本質をもち、真理を嫌い、神に敵対する反キリストなのです」。御言葉を読み、指導者の交わりを聞いて、やっとクラウディアのことが多少わかりました。以前は、とても親切で本分にも熱心で、人助けが好きな人だと思っていました。教会のために行動していると思ってたんです。陰で指導者の悪口を行ったり、兄弟姉妹と口論している姿はいつも見かけていたけど、その言動の意図や目的を見破ることができていませんでした。やっとわかりました。クラウディアの言動はすべて、指導者になるためのものだったんだと。毎日挨拶をしてくれて、全能神の御言葉を送ってくれたことも、1年以上も本分を尽くし、多くの御言葉を知っていて、聖霊の働きがあると言っていたことも、新しい指導者や上の指導者は皆偽者だと言っていたことも、自分をよく見せて、指導者たちを貶めることで、自分が指導者に選ばれるためだったんです。こっそりと班を作って、指導者を攻撃したり批判したりして、指導者を拒絶するようみんなを煽り、間違っていると指摘された時は、受け入れ悔い改めるどころか、延々と口論を続けました。今ははっきりとわかります。地位を得るために、派閥を作り、兄弟姉妹と指導者の対立を招き、教会を分裂させた。彼女は反キリストだったと。

指導者は続けました。「クラウディアの言動を受けて、上の指導者が関連する真理の原則を何度も交わったけど、彼女は一切受け入れず、さらに不和を招き、派閥を作り、教会を分裂させようとしたので、教会の働きが大きく損なわれました」。そして指導者がこの御言葉を読みました。「兄弟姉妹のうち消極性をいつも発散している人は、サタンの僕であり、教会を乱す。そのような人は、いつか追放され、淘汰されなければならない。……教会内で毒々しい邪悪な言葉を放ち、兄弟姉妹の間で噂を広め、不和を助長し、派閥を組む者たちは、教会から追放されるべきであった。しかし、現在は神の働きの別の時代であるため、そのような人は制限を受ける。なぜなら、彼らは確実に淘汰されるからである。サタンにより堕落させられた者はみな性質が堕落している。性質が堕落しているだけの人がいる一方で、そうではない人もいる。そのような人は堕落した性質をもっているだけでなく、本性もまた悪意を極めているのである。彼らの言動が堕落したサタン的性質を示すのみならず、彼ら自身が真の悪魔サタンである。彼らのふるまいは神の働きを妨害し、混乱させ、兄弟姉妹のいのちへの入りを阻害し、正常な教会生活を破壊する。彼らのような羊の皮を被った狼は、遅かれ早かれ一掃されなければならない。こうしたサタンの僕に対しては、手厳しい態度、拒絶の態度で臨む必要がある。そのようにすることだけが神に味方することであり、そのようにできない人は、サタンとともに泥の中で転げ回っているのである」(『神の出現と働き』「真理を実践しない人への警告」〔『言葉』第1巻〕)。御言葉の後、指導者は交わりを続けました。「御言葉ははっきりと伝えています。消極的な態度を広め、不和を招き、教会で派閥を作る人は、常に混乱を生み、良い影響を与えず、悔い改めもしない。やがて神に淘汰され、教会を追い出されることになります。これが神の義なる性質です。教会は原則に従って悪人を取り扱います。堕落した性質は見せているものの、本質は悪人ではない人もいます。そのような人は真理を受けいれ、交わりの後で悔い改めることができるので、教会もやり直す機会を与えます。一方、本性が邪悪でまったく真理を受け入れない人もいます。彼らは真理を交わる人を嫌い、交わりの後も悪行を続けます。彼らが表しているのは束の間の堕落ではなく、真理を嫌い神に抵抗する本質です。彼らは本物の反キリストで、見つけ次第、教会から追い出されます」。御言葉と指導者の交わりのおかげで分かったんです。クラウディアはいつも兄弟姉妹の仲をかき回し、指導者を攻撃し避難して、教会生活を乱し、兄弟姉妹を取り込んで教会ではなく自分に付き従わせようとしていた。つまり本物の反キリストでした。最初はわからなかったんです。「どうして悔い改める機会をあげないの?」と思っていました。でも実際には、何度も交わりを受け、手を差し伸べられ、多くの機会を与えられていたのに、真理を受け入れず悔い改めるのを拒否していたんです。その本性は、真理を嫌い神に敵対する人のものでした。何度機会を与えても、心から悔い改めることはないので、追い出す必要がありました。それに気づくと、こう思わずにはいられませんでした。「どうして私は信仰を始めたばかりでこんな人に出会ったの? なぜ教会に反キリストが現れるの?」と。

指導者が御言葉を読んでくれて、やっと神の御旨が理解できたんです。「反キリストが現れて教会を乱すのはいいことですか、悪いことですか。(悪いことです。)なぜ悪いことなのですか。神が過ちを犯したということですか。神が監視の目をゆるめた隙に反キリストが神の家に入り込んだのですか。(違います。)では、一体何が起こっているのですか。(神が反キリストを暴くのは、私たちが分別をつけ、彼らの本性と本質を見抜けるようになり、サタンに再び騙されないようにし、神への揺るぎない証しを立てられるようにするためです。これは私たちのための神の救いです。)サタンがどれほど邪悪で、残忍で、悪意に満ちているか、また、サタンが真理にうんざりし真理を憎んでいることを私たちはいつも話していますが、このことは目に見えますか。霊的な世界でサタンがしていることが見えますか。サタンの言動や、真理や神への態度、その悪意がどこに潜んでいるかなど、そのどれも見えません。ですから、どれほどサタンが邪悪で、神に抵抗し、真理を厭うと言っても、あなたの頭の中ではただの言葉に過ぎず、実際に目に見える像はないのです。中身はなく、現実的ではなく、実際の例として機能しません。しかし、反キリストに実際に接することがあれば、サタンの邪悪で残忍な性質と、真理を嫌う本質を以前より少々は明白に目にし、サタンについての理解が鋭く実践的になります。このように実際の例や実体験がなければ、人が理解する真理はあいまいで、空虚で、非現実的です。一方、反キリストや悪人たちと実際に接すれば、彼らがどのように悪を行い、神に抵抗するかを見ることができ、サタンの本性と本質を見極められます。このような悪人や反キリストは受肉したサタン、つまり生きるサタンであり、生きる悪魔だと見て取れるのです。反キリストや悪人と接することには、このような効果があります(『反キリストを暴く』「第9条 彼らは自分を際立たせ、自分の利益と野心を満たすためだけに本分を尽くし、神の家の利益を決して考慮せず、個人の栄光と引き換えにそうした利益さえも売り払う(8)」〔『言葉』第4巻〕)。「教会において、反キリストは神の敵というだけでなく、神の選民の敵でもあります。反キリストを見抜けなければ、あなたは簡単にだまされ、丸め込まれ、反キリストの道を歩み、神に呪われて懲罰を受けることになります。そうなれば、神への信仰は完全に失敗したことになります。人が救いを与えられるためには、何を備えているべきですか。まずは、多くの真理を理解し、反キリストの本質、性質、反キリストが歩む道を見抜けなければなりません。これこそが、神を信仰する人が、人間を崇め従わないための唯一の方法です。また、最後の最後まで神に付き従う唯一の方法でもあります。反キリストを見抜ける人だけが、真に神を信じ、神に従い、神への証しを立てられるのです。反キリストを見抜くことは簡単ではなく、その本質をはっきりと見極め、反キリストのあらゆる行動の背後にある企みや策略、意図する目的を見透かす能力が必要です。それにより、あなたは反キリストに騙されたり、支配されたりすることなく、地に足をつけ、安全に確実に真理を追い求め、真理を求めて救いを得る道を着実に進むことができます。反キリストを見抜くことができなければ、あなたは大きな危険にさらされていると言えます。反キリストに騙され、捕らえられ、サタンの影響を受けながら生きるようになるのです。……ですから救いを受けられるところに到達したければ、合格すべき最初の課題は、サタンを見通すことができることです。また、立ち上がってサタンを暴き拒絶する勇気も必要です。では、サタンはどこにいますか。サタンはあなたの隣に、そして周り中にいます。さらには、あなたの心の中にも住んでいるかもしれません。あなたがサタンの性質の中で生きているなら、あなたはサタンに属していると言えます。霊的領域にいるサタンや悪霊は見ることも触れることもできませんが、現実の生活に存在するサタンや生き悪霊はどこにでもいます。真理にうんざりしている人はみな邪悪であり、真理を受け入れない指導者や働き手は反キリストか偽指導者です。そのような人はサタンであり生き悪霊ではないですか。あなたが崇拝し尊敬している人がまさにそのような人かもしれません。またあなたを指導している人だったり、あなたが長年心の中で称賛し、信じ、頼りにし、待ち望んできた人かもしれません。しかし実際には、彼らはあなたの行く手を阻み、あなたが真理を追求し救いを得ようとするのを邪魔する障害物であり、偽指導者であり、反キリストなのです。彼らはあなたの人生とあなたが歩む道を支配することができ、さらに救いを受けられる機会も台無しにしてしまうことができます。彼らを見極めて見抜くことができなければ、あなたはいつ何時でも彼らに騙されたり、捕われたり、連れ去られたりしてしまうかもしれません。つまり、大きな危険に直面しているのです。この危険から逃れられなければ、あなたはサタンの生贄となります。いかなる場合においても、反キリストに騙され、支配され、反キリストの追随者になる人は、決して救いを得ることができません。そのような人は真理を愛さず、真理を求めないので、反キリストに騙され、従うことができてしまうのです。これは当然の結果です」(『反キリストを暴く』「第3条 彼らは真理を追い求める人を排斥し、攻撃する」〔『言葉』第4巻〕)。指導者はこう交わってくれました。「神は反キリストを教会に出現させるのは、人に教訓と分別を学ばせ、あらゆる人を暴くためです。反キリストを見抜けなければ、人をだまし、混乱させる反キリストを盲目的に崇め、従うようになり、簡単に騙されて支配されてしまいます。反キリストに従って悪を犯し、神に抵抗し、淘汰されることもあり得ますし、反キリストが人を押さえつけ、罰しても、反対も拒絶もできなくなり、心が闇に閉ざされ、苦痛を背負い、最悪、神を離れ裏切ることになるかもしれません。そうなれば、救いの機会を手放すことになります」。指導者は続けました。「この経験を通して、真理を求め、さまざまな人を見抜く力を身につけましょう。反キリストとは何か、どのように振る舞うかはわかっているので、反キリストの本性と本質をはっきりと見透かし、原則に従って反キリストの正体を見抜き、報告し、拒絶し、自分と彼らの間に明確な線引きをしましょう。それがサタンの欺瞞と支配から逃れる唯一の道です。もし分別がなく、反キリストを拒絶できなければ、反キリストに騙されて、救われ、完全にされる機会を失います」。指導者の交わりでわかりました。神が教会に反キリストを出現させるのは、私たちに真理と分別を与え、サタンの欺瞞と支配から逃れさせるため。反キリストと実際に接触しなければ、その正体を見抜けずに、反キリストに騙され、従ってしまいます。反キリストに騙され、混乱させられた経験を通して、他にわかったのは、何かが起こった時は、真理を求め、御言葉の原則に基づいて判断し、原則を守っていない人がいれば、真理を実践してそれを暴き、すぐに指導者に報告しなければなりません。そして、以前の私はみんなに好かれたくて、人を傷つける言動を避け、常にいい関係を保とうとしていました。今はそれがサタンの哲学だとわかります。真理に反することを見つけたら、すぐに口に出さなければなりません。教会の働きではなく自分の人間関係を守ろうとすることは、神に背くことであり、神に嫌われます。

その後、兄弟姉妹全員がクラウディアの正体を見抜き、彼女を教会から追い出すことに同意しました。その後、クラウディアから電話を受けたんです。泣きながら、「教会の人は私を反キリストだというけど、よくもそんなことが言えたもんだわ! あなたも教会を離れたほうがいいわよ。教会指導者はみんな偽者でうそつきばかり。教会にいれば、その嘘に加担することになるのよ」と言いました。だから言ったんです。「神を信じる者として、私たちは御言葉に従うべきです。指導者の交わりは御言葉に沿っていたので、私たちはその通りに行動しなければ。聞きたくないなら、勝手にすればいいけど、私を巻き込まないでください。救いの機会を失ったあなたのようになりたくないんです」と。それ以上私から言うことはなくて、彼女から連絡が来ることもありませんでした。クラウディアが教会を去った後、その正体を見抜けなかった2人が、何度交わりをしても頑なに彼女を信じ続け、結局教会を離れていきました。この経験で、全能神の導きと救いを目の当たりにしました。神の御言葉が私を守り、反キリストを見抜けるよう導き、反キリストに騙されず正しい道にいられるようにしてくれました。まだ欠点はたくさんありますし、学ぶべき真理も多くありますが、全能神の御言葉を読み続け、神に頼り、その御働きを経験したいと思います。

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